しぶかわ‐ばんごろう【渋川伴五郎】
[1652〜1704]江戸前期の柔術家。紀伊の人。名は義方。関口氏業(せきぐちうじなり)に学び、柔術渋川流を創始。
しまざき‐とうそん【島崎藤村】
[1872〜1943]詩人・小説家。筑摩県馬籠村(のちの長野県神坂村。山口村など名称の変更を経て、現在は岐阜県中津川市)の生まれ。本名、春樹。北村透谷らの「文学界」創刊に参加。詩集「若菜集」を...
しゃく‐ちょうくう【釈迢空】
折口信夫(おりくちしのぶ)の号。
しょうの‐えいじ【庄野英二】
[1915〜1993]児童文学作家。山口の生まれ。芥川賞作家庄野潤三の兄。坪田譲治に師事。長編童話「星の牧場」のほか、童話集「雲の中のにじ」「アルファベット群島」、エッセー集「ロッテルダムの灯(...
すえかわ‐ひろし【末川博】
[1892〜1977]法学者。山口の生まれ。滝川事件で京大法学部を辞職。のち、立命館大学総長。専攻の民法だけでなく、護憲・平和運動でも活躍。著「権利侵害論」など。
せきぐち‐たかよし【関口隆吉】
[1836〜1889]政治家。江戸の人。字(あざな)は良輔。通称、権助。号、黙斎。関口鯉吉・新村出の父。旧幕臣で、元老院議官・静岡県知事などを歴任した。
せっしゅう【雪舟】
[1420〜1506]室町後期の画僧。備中の人。諱(いみな)は等楊(とうよう)。京都の相国寺に入り、画技を周文に学んだ。山口に画房、雲谷庵(うんこくあん)を開設。渡明を挟んで宋元画を広く学び、の...
そうま‐ぎょふう【相馬御風】
[1883〜1950]評論家・詩人・歌人。新潟の生まれ。本名、昌治。「早稲田文学」の編集に参加、また三木露風・野口雨情らと早稲田詩社を興し、自然主義の立場から評論・口語自由詩を発表。晩年は良寛の...
たきぐち‐にゅうどう【滝口入道】
平安末期の僧。本名、斎藤時頼(さいとうときより)。平重盛に仕え、滝口の武士のとき、建礼門院の雑仕女(ぞうしめ)の横笛と恋愛、父の茂頼にいさめられて19歳で出家。嵯峨(さが)往生院で修行し、のち...
たけち‐てつじ【武智鉄二】
[1912〜1988]演出家・評論家・映画監督。大阪の生まれ。本姓、川口。はじめ古典芸能を研究・評論、のち若手歌舞伎役者らを用いて古典歌舞伎を演出し、「武智歌舞伎」として注目を集める。また、能や...