きしもと‐ゆずる【岸本由豆流】
[1788〜1846]江戸後期の国学者。江戸の人。通称、大隅。号は𣑊園(やまぶきその)。村田春海の門人で、古典の考証・注釈に努めた。著「土佐日記考証」「万葉集攷証」など。
このえ‐さきひさ【近衛前久】
[1536〜1612]安土桃山時代の公卿。幼名、晴嗣、のち前嗣。法名、竜山。歌道・書道・暦学・有職故実などにすぐれ、文化の地方への普及に貢献した。
こばやかわ‐たかかげ【小早川隆景】
[1533〜1597]安土桃山時代の武将。毛利元就(もうりもとなり)の三男。幼名、徳寿丸、のち又四郎。安芸の小早川家を継ぐ。織田信長の中国攻略に羽柴秀吉と戦ったが和解、秀吉の信を得て五大老の一人...
しまじ‐もくらい【島地黙雷】
[1838〜1911]浄土真宗本願寺派の僧。周防(すおう)の人。神仏分離、大教院廃止を主張、各宗独立に努力。また、日本赤十字社の創立などに活躍。著「仏教各宗綱要」「維摩経講義」など。
しまづ‐よしひさ【島津義久】
[1533〜1611]安土桃山時代の武将。薩摩(さつま)の人。貴久の子。法号、竜伯。薩摩・大隅(おおすみ)・日向(ひゅうが)の3国を領し、さらに諸大名を破ってほとんど九州全土を統一支配。豊臣秀吉...
しまづ‐よしひろ【島津義弘】
[1535〜1619]安土桃山時代の武将。薩摩(さつま)の人。法号、惟新(いしん)。兄義久とともに九州全土を統一。文禄の役・慶長の役で功をあげ、関ヶ原の戦いでは西軍につき、敗退。帰国して隠居した。
シャルル【Charles】
フランス王。 (5世)[1337〜1380]在位1364〜1380。名将デュ=ゲクランを起用してイギリス軍と戦い、被占領地の大半を奪回。財政を再建して王国の集権化に努め、また学芸を奨励した。賢...
シュミットボン【Wilhelm Schmidtbonn】
[1876〜1952]ドイツの劇作家・小説家。郷土のライン川下流域を舞台に、自然への親近感と素朴な人間愛を詩情豊かに描いた。戯曲「街の子」、小説「流れのほとりに生まれて」など。
しょうくう【証空】
[1177〜1247]鎌倉前期の浄土宗の僧。西山派の祖。14歳で出家し、法然に師事、念仏や天台教義にも通じた。のち、西山の善峰寺に住み、浄土教を宣揚した。著「観門要義鈔」など。善慧坊。
じゅんち‐てい【順治帝】
[1638〜1661]中国、清朝の第3代皇帝。在位1643〜1661。名は福臨。廟号(びょうごう)は世祖。太宗の第9子。燕京(北京)に遷都、明の残存勢力を鎮定して全土の統一に努め、清朝の中国支配...