おおえ‐の‐まさふさ【大江匡房】
[1041〜1111]平安後期の学者・歌人。匡衡(まさひら)の曽孫。博学で有職故実に詳しく、後三条・白河・堀河天皇の侍読(じとう)をつとめた。著「江家次第(ごうけしだい)」、日記「江記」、説話集...
おおぎまち‐てんのう【正親町天皇】
[1517〜1593]第106代天皇。在位1557〜1586。後奈良天皇の第2皇子。名は方仁(みちひと)。弘治3年(1557)践祚(せんそ)。毛利元就(もうりもとなり)父子の献上金で、永禄3年(...
おおく‐の‐ひめみこ【大伯皇女/大来皇女】
[661〜702]天武天皇の皇女。大津皇子の同母姉。13年間伊勢の斎宮をつとめ、大津皇子死刑後に帰京。万葉集に弟を思う歌6首が残る。
おおさざき‐の‐みこと【大鷦鷯尊】
仁徳(にんとく)天皇の名。
おおつ‐の‐おうじ【大津皇子】
[663〜686]天武天皇の第3皇子。文武にすぐれ太政大臣となった。草壁皇子とともに皇位継承の候補とされたが、天武天皇の没後、謀反の疑いで捕らえられて自害させられた。詩歌は懐風藻・万葉集に収載。...
おおと‐の‐きよがみ【大戸清上】
[?〜839]平安初期の雅楽家。河内の人。笛師として雅楽寮に仕えた。作曲にも優れ、仁明(にんみょう)天皇の時代の楽制改革の中心人物。承和5年(838)渡唐。翌年帰国の際、殺された。
おおとも‐の‐おうじ【大友皇子】
⇒弘文天皇
おおとも‐の‐かなむら【大伴金村】
古代の中央豪族。5、6世紀のころの武烈・継体・安閑・宣化天皇時代の大連(おおむらじ)。欽明天皇のとき、朝鮮半島経営の失敗により失脚。生没年未詳。
おおとも‐の‐みゆき【大伴御行】
[?〜701]飛鳥時代の豪族・官人。安麻呂の兄。壬申の乱に天武天皇を助けた功臣。その後も持統・文武天皇にも仕え、大納言となる。贈右大臣。和歌1首が万葉集に収載。
おさかべ‐しんのう【忍壁親王/刑部親王】
[?〜705]天武天皇の第9皇子。壬申(じんしん)の乱のとき東国で活躍。乱の後、修史事業に参加。文武天皇のとき、大宝律令を編纂(へんさん)。