ちょうせい【長勢】
[1010〜1091]平安中期の仏師。定朝(じょうちょう)の弟子で円派の祖。法勝寺の造仏の功で仏師として初めて法印に叙せられた。広隆寺の日光・月光菩薩、十二神将像が現存。
ちょうねん【奝然】
[?〜1016]平安中期の三論宗の僧。京都の人。永観元年(983)入宋、大蔵経や三国伝来といわれる釈迦(しゃか)像を持ち帰った。帰国後、嵯峨に清涼寺を建てようとして果たせず、弟子が建立。
ちょう‐もうふ【趙孟頫】
[1254〜1322]中国、元代の画家・書家・文人。呉興(浙江(せっこう)省)の人。字(あざな)は子昂(すごう)。号、松雪道人。宋の皇族の出身であるが、元朝に出仕。書は王羲之(おうぎし)に、絵は...
ちょう‐りょう【張良】
[?〜前168]中国、前漢創業の功臣。新鄭(河南省)の人。字(あざな)は子房。韓の貴族の出身で、秦の始皇帝の暗殺に失敗後、劉邦の謀臣となって秦を滅ぼし、さらに鴻門(こうもん)の会では劉邦を危急...
ちん‐きい【陳希夷】
[?〜989]中国、五代・宋初の隠士。真源(河南省)の人。本名は摶(たん)。字(あざな)は図南。号は扶揺子。後唐の明宗の招きを拒み、のちに宋の太宗に仕え、儒・仏・道の三教を調和させた哲学を説いた。
つちみかど‐てんのう【土御門天皇】
[1195〜1231]第83代の天皇。在位1198〜1210。後鳥羽天皇の第1皇子。名は為仁(ためひと)。承久の乱後、土佐に流され、のち、阿波に移された。土佐院。阿波院。
つねなが‐しんのう【恒良親王】
[1324〜1338]後醍醐天皇の第6皇子。名は「つねよし」とも。建武元年(1334)皇太子となり、建武政府が崩壊して同3年新田義貞らとともに越前金ヶ崎城に拠ったが斯波(しば)氏らとの戦いに敗れ...
テオドシウス【Theodosius】
(1世)[347〜395]ローマ皇帝。在位379〜395。乱れていたローマ帝国を再統一、キリスト教を国教とした。死に際して帝国を再び東西に二分し二子に残した。通称、大帝。
(2世)[401〜...
テレーズ【Thérèse】
[1873〜1897]フランスのカルメル会修道女。幼子のような信仰と敬虔・純潔な生活により、死後、1925年に列聖。自伝「小さい花」は広く読まれた。
テータム【Edward Lawrie Tatum】
[1909〜1975]米国の生化学者。微生物の遺伝子の機能を研究し、細菌の遺伝子組み換え現象を発見。1958年、G=W=ビードル、J=レーダーバーグとともにノーベル生理学医学賞を受賞。