きたばたけ‐とものり【北畠具教】
[1528〜1576]戦国時代の武将。伊勢国司。織田信長に居城大河内城を攻められ敗北。信長の次男信雄(のぶかつ)を自身の子である具房の養嗣子として家督を譲るが、のち、信長らに謀られて自刃。
きたむら‐きぎん【北村季吟】
[1625〜1705]江戸前期の歌人・俳人・古典学者。近江の人。通称、久助。号、拾穂軒。飛鳥井雅章(あすかいまさあき)に歌学を、松永貞徳に俳諧を学び、のちに幕府に仕えた。著「徒然草文段抄」「源氏...
きっかわ‐もとはる【吉川元春】
[1530〜1586]戦国時代の武将。駿河守(するがのかみ)。毛利元就(もうりもとなり)の次男。従兄の吉川興経(おきつね)の養子。弟の小早川隆景(こばやかわたかかげ)とともに毛利氏の中国平定に尽...
きねや‐じょうかん【稀音家浄観】
[1874〜1956]長唄三味線方。2世。東京の生まれ。初世の子。本名、杉本金太郎。前名、3世杵屋六四郎。4世吉住小三郎とともに長唄研精会を創立、長唄を鑑賞音楽として発展させた。文化勲章受章。
きねや‐ろくざえもん【杵屋六左衛門】
長唄三味線方・唄方。杵屋宗家。 (別家9世)[?〜1819]三味線方。8世宗家喜三郎の養子で、別家を興す。「小原女」「越後獅子」などを作曲。
(別家10世)[1800〜1858]三味線方。長...
き‐の‐よしもち【紀淑望】
[?〜919]平安前期の歌人・漢学者。長谷雄(はせお)の子。大学頭・信濃権守(しなののごんのかみ)。古今集真名序の作者といわれる。
きよはら‐の‐なつの【清原夏野】
[782〜837]平安前期の貴族・学者。清原家の祖。小倉王の子で清原の姓を賜り、臣籍に下った。内裏式の改訂、令義解(りょうのぎげ)・日本後紀の編集にあたった。
きよもと‐うめきち【清元梅吉】
清元節三味線方。 (2世)[1854〜1911]初世の門弟。江戸の生まれ。立(たて)三味線として活躍。「三千歳」「隅田川」などを作曲。
(3世)[1889〜1966]2世の子。大正11年(1...
ぎてん【義天】
[1055〜1101]高麗(こうらい)の僧。文宗の第4子。1085年に宋に渡り、華厳(けごん)・天台・律・禅を学び、帰国後、天台の布教に努めた。「新編諸宗教蔵総録」(義天録)などを刊行。大覚国師。
ぎどうさんし‐の‐はは【儀同三司の母】
[?〜996]平安中期の歌人。名は貴子。円融天皇の内侍。藤原道隆の妻で、伊周・定子(ていし)の母。高内侍(こうのないし)。