おう‐あんせき【王安石】
[1021〜1086]中国、北宋の政治家・文学者。臨川(江西省)の人。字(あざな)は介甫(かいほ)。神宗の信任を得て宰相となり、青苗(せいびょう)法など多くの新法を実施したが、旧法党の反対にあっ...
おう‐き【王翬】
[1632〜1717]中国、清初の画家。常熟(江蘇省)の人。字(あざな)は石谷。号は清暉主人・耕煙外史・烏目(うもく)山人など。人物・山水画にすぐれ、南宗画(なんしゅうが)と北宗画を集大成し、画...
おう‐しょうくん【王昭君】
中国、前漢の元帝の宮女。名は嬙(しょう)。昭君は字(あざな)。のちに明妃(めいひ)・明君ともよばれる。匈奴(きょうど)との和親政策のため呼韓邪単于(こかんやぜんう)に嫁がせられた。その哀話は、戯...
おう‐じゅう【王戎】
[234〜305]中国、晋代の隠士。琅邪臨沂(ろうやりんき)(山東省)の人。字(あざな)は濬沖(しゅんちゅう)。竹林の七賢の一人。
おう‐ねんそん【王念孫】
[1744〜1832]中国、清代の考証学者。高郵(こうゆう)(江蘇省)の人。字(あざな)は懐祖。音韻訓詁(くんこ)の学にすぐれ、古典の実証的解釈学に新生面を開いた。著「広雅疏証」「読書雑志」など。
おう‐ふうし【王夫之】
[1619〜1692]中国、明末・清初の思想家。衡陽(湖南省)の人。字(あざな)は而農(じのう)。号は薑斎(きょうさい)。船山先生と称された。清軍の南下に抵抗したが、のちに隠退して学問著述に専心...
おう‐ぼつ【王勃】
[649?〜675?]中国、唐代の詩人。竜門(山西省)の人。字(あざな)は子安。王通の孫。初唐の四傑と称され、六朝の軽薄な詩風の改革に努めた。文章では「滕王閣序」が有名。
おう‐めいせい【王鳴盛】
[1720〜1797]中国、清代の歴史学者・経学者。嘉定(江蘇省)の人。字(あざな)は鳳喈(ほうかい)。号は礼堂・西荘。「十七史商榷(じゅうしちししょうかく)」は考証的史学の名著といわれる。詩文...
おう‐もう【王莽】
[前45〜後23]中国、前漢末の政治家。新朝の創建者。在位9〜23。字(あざな)は巨君。成帝の母王太后の甥。平帝を立てて政権を握り、のち平帝を毒殺して帝位に就き、国号を新とした。在位15年。儒教...
おう‐もう【王猛】
[325〜375]中国、五胡十六国時代の前秦の政治家。寿光(山東省)の人。字(あざな)は景略。苻堅(ふけん)に仕え、前秦の富国強兵に努力した。桓温(かんおん)の訪問を受けたとき、衣服のシラミをと...