にしだ‐きたろう【西田幾多郎】
[1870〜1945]哲学者。石川の生まれ。京大教授。東洋思想の絶対無を根底に置き、それを理論化して西洋哲学と融合する西田哲学を樹立した。文化勲章受章。著「善の研究」「芸術と道徳」「哲学の根本問...
にしな‐よしお【仁科芳雄】
[1890〜1951]物理学者。岡山の生まれ。長岡半太郎・ラザフォード・ボーアに師事。理化学研究所の主任研究員から所長となり、量子力学・原子核・宇宙線の研究に業績をあげ、また、湯川秀樹・朝永振一...
にしぼり‐えいざぶろう【西堀栄三郎】
[1903〜1989]化学者・技術者。京都の生まれ。京大教授。品質管理の普及に貢献。登山家としても著名で、第1次南極越冬隊隊長を務めた。著作に「南極越冬記」「品質管理実施法」など。
にしむら‐てんしゅう【西村天囚】
[1865〜1924]新聞記者・小説家・漢学者。大隅種子島の人。名は時彦。大阪朝日新聞社社員、のち宮内省御用掛などを務めた。小説「屑屋の籠」、著「日本宋学史」など。
にしやま‐せっさい【西山拙斎】
[1735〜1798]江戸中期の儒学者。備中(びっちゅう)の人。名は正。字(あざな)は士雅。大坂で医学と儒学を修め、郷里で塾を開いて育英に任じた。著「間窓瑣言」など。
にしわき‐じゅんざぶろう【西脇順三郎】
[1894〜1982]詩人・英文学者。新潟の生まれ。慶大教授。シュールレアリスムの理論的指導者として活躍。詩集「アンバルワリア」「旅人かへらず」「近代の寓話」など。
にとべ‐いなぞう【新渡戸稲造】
[1862〜1933]教育者・農政学者。岩手の生まれ。札幌農学校卒業後、アメリカ・ドイツに留学。一高校長・東大教授・東京女子大初代学長などを歴任。国際連盟事務次長、また太平洋問題調査会理事長とし...
ニュートン【Isaac Newton】
[1642〜1727]英国の物理学者・天文学者・数学者。運動の法則、万有引力の法則の導入、微積分法の発明、光のスペクトル分析などの業績がある。1687年「プリンキピア(自然哲学の数学的原理)」を...
ニューマン【John Henry Newman】
[1801〜1890]英国の神学者。英国国教会の牧師からカトリックに改宗、枢機卿となる。万人が哲学や神学を知らなくても信仰に至ることができると説いた。著「アポロギア」。
ニーダム【Joseph Needham】
[1900〜1995]英国の化学技術史家・生化学者。ケンブリッジ大学ニーダム研究所長。発生生化学の分野で業績をあげた後、日中戦争中に重慶の英国大使館科学顧問となる。中国科学史を研究し、英国・中国...