しさん【子産】
[前585?〜前522]中国、春秋時代の鄭(てい)の宰相。法治主義によって国を治め、中国最初の成文法を作った。外交にも優れ、巧みに大国間の均衡を保ち平和を実現した。
宮城谷昌光の長編歴史小説...
しし【子思】
[前483ころ〜前402ころ]中国、春秋時代の学者。魯(ろ)(山東省)の人。孔子の孫。名は伋(きゅう)。子思は字(あざな)。曽子(そうし)に師事し、孟子に影響を与えた。「中庸」の著者と伝えられる。
しし‐ぶんろく【獅子文六】
[1893〜1969]小説家・劇作家・演出家。神奈川の生まれ。本名、岩田豊雄。岸田国士(きしだくにお)らと劇団文学座を創立。一方で、ユーモア小説で流行作家となった。文化勲章受章。小説「海軍」「自...
しば‐こうかん【司馬江漢】
[1747〜1818]江戸後期の洋風画家。江戸の人。本名、安藤吉次郎。別号、春波楼など。鈴木春信門下の浮世絵師となるが、のち写生体の漢画、美人画を描き、さらに平賀源内らの影響で洋風画に転じた。日...
しばた‐きゅうおう【柴田鳩翁】
[1783〜1839]江戸後期の心学者。京都の人。名は亨。薩埵徳軒(さったとくけん)に心学を学び、のち、失明の身で諸国を巡講した。その筆録書「鳩翁道話」は、心学道話の代表とされる。
しばた‐けいた【柴田桂太】
[1877〜1949]植物学者。東京の生まれ。東大教授。植物の生理学的研究から生化学的研究への道を開いた。
しば‐たん【司馬談】
[?〜前110]中国、前漢の学者。司馬遷の父。太史令という暦官にあって歴史の編纂(へんさん)事業に着手したが、完成をみないで没した。「史記」は司馬遷が父の業を受け継いで成ったもの。
しぶかわ‐かげすけ【渋川景佑】
[1787〜1856]江戸後期の暦学者。大坂の人。高橋至時(たかはしよしとき)の二男。天文方渋川正陽の養子となり、役職を継いだ。兄の高橋景保とともに「ラランデ暦書」を訳解、「新巧暦書」「新修五星...
しぶかわ‐しゅんかい【渋川春海】
[1639〜1715]江戸前期の暦学者。京都の人。安井算哲の子。はじめ安井算哲二世を名乗るが、のちに改姓。貞享元年(1684)平安時代以来の宣明暦を改定した貞享暦が採用され、初の幕府天文方に就任...
しぶかわ‐ばんごろう【渋川伴五郎】
[1652〜1704]江戸前期の柔術家。紀伊の人。名は義方。関口氏業(せきぐちうじなり)に学び、柔術渋川流を創始。