ギッシング【George Robert Gissing】
[1857〜1903]英国の小説家。貧窮と放浪の体験に基づく写実的作品を書いた。小説「新三文文士街」、自伝的随筆「ヘンリー=ライクロフトの私記」、評論「ディケンズ論」など。
ギャスケル【Elizabeth Cleghorn Gaskell】
[1810〜1865]英国の女流小説家。人道主義的な立場から、社会問題や世相をユーモアを交えて描いた。作「メアリー=バートン」「クランフォード」など。
クイーン【Ellery Queen】
米国の推理小説家。ダネー(Frederic Dannay[1905〜1983])と、リー(Manfred Bennington Lee[1905〜1971])の共同ペンネーム。本格推理小説を多数...
くぜ‐てるひこ【久世光彦】
[1935〜2006]演出家・小説家。東京の生まれ。「時間ですよ」「寺内貫太郎一家」などのテレビドラマを演出、大ヒットとなる。文筆業にも活躍の場を広げ、小説「聖なる春」で芸術選奨。他に「一九三四...
くだん‐りえ【九段理江】
[1990〜 ]小説家。埼玉の生まれ。令和3年(2021)「悪い音楽」で文学会新人賞を受賞し小説家デビュー。「東京都同情塔」で第170回芥川賞受賞。
クッツェー【John Maxwell Coetzee】
[1940〜 ]南アフリカ共和国の小説家。大学教授を務めるかたわら小説を執筆し、「マイケル・K」と「恥辱」で二度のブッカー賞を受賞。1987年にエルサレム賞を、2003年にはノーベル文学賞を受賞...
くにきだ‐どっぽ【国木田独歩】
[1871〜1908]詩人・小説家。千葉の生まれ。本名、哲夫。新体詩から小説に転じ、自然主義文学の先駆となる。代表作「武蔵野」「源叔父」「牛肉と馬鈴薯」「運命論者」など。
クプリーン【Aleksandr Ivanovich Kuprin】
[1870〜1938]ロシアの小説家。さまざまな職を経験したのち、批判的リアリズムに基づいた作品を書いた。作「決闘」「ヤーマ」など。
くぼた‐まんたろう【久保田万太郎】
[1889〜1963]小説家・劇作家・俳人。東京の生まれ。俳号、暮雨・傘雨。東京の下町を舞台に、市井の人々の生活と情緒を描いた。文化勲章受章。小説「末枯(うらがれ)」「寂しければ」「春泥」、戯曲...
くぼ‐みすみ【窪美澄】
[1965〜 ]小説家。東京の生まれ。平成21年(2009)「ミクマリ」で「女による女のためのR-18文学賞」の大賞を受賞して小説家デビュー。「夜に星を放つ」で第167回直木賞を受賞。