おさたけ‐たけき【尾佐竹猛】
[1880〜1946]司法官・歴史学者。石川の生まれ。明大教授。大審院判事・検事。明治維新史・憲政史を研究し、吉野作造と明治文化研究会を作り、「明治文化全集」の編纂(へんさん)など多くの業績を残...
おざき‐かずお【尾崎一雄】
[1899〜1983]小説家。三重の生まれ。志賀直哉に師事。ユーモラスな独自の筆致の昭和期の代表的な私小説家。「暢気眼鏡(のんきめがね)」で芥川賞を受賞。他に「虫のいろいろ」「あの日この日」など...
おざき‐しろう【尾崎士郎】
[1898〜1964]小説家。愛知の生まれ。国士的情熱と正義感にあふれた作品が多い。作「人生劇場」「天皇機関説」など。
おざき‐ほうさい【尾崎放哉】
[1885〜1926]俳人。鳥取の生まれ。本名、秀雄。波乱に富んだ生活の中で、独自の自由律の句境を確立した。句集「大空(たいくう)」。
おのえ‐きくごろう【尾上菊五郎】
歌舞伎俳優。屋号、音羽屋。 (初世)[1717〜1784]京都の人。初め女形、のち江戸で立役となり、華やかな芸風で人気があった。 (5世)[1844〜1903]12世市村羽左衛門の次男。前名...
おのえ‐さいしゅう【尾上柴舟】
[1876〜1957]歌人・国文学者・書家。岡山の生まれ。本名、八郎。和歌を落合直文に学ぶ。歌誌「水甕(みずがめ)」を創刊。書家としても活躍し、平安時代の草仮名の研究に業績を挙げた。歌集に「静夜...
おのえ‐しょうろく【尾上松緑】
[1913〜1989]歌舞伎俳優。2世。東京の生まれ。屋号、音羽屋。7世松本幸四郎の三男。6世尾上菊五郎に師事し、時代物・世話物の立役のほか、舞踊にもすぐれた。文化勲章受章。
おのえ‐ばいこう【尾上梅幸】
[1870〜1934]歌舞伎俳優。6世。愛知の生まれ。屋号、音羽屋。5世菊五郎の養子。女形の名人で、特に世話物にすぐれていた。
おのえ‐まつすけ【尾上松助】
歌舞伎俳優。屋号、音羽屋。 (初世)[1744〜1815]大坂の人。初世尾上菊五郎の門弟。敵役を得意とし、鶴屋南北と結んで怪談劇を演じて評判となった。 (4世)[1843〜1928]大坂の人...
おのえ‐まつのすけ【尾上松之助】
[1875〜1926]映画俳優。岡山の生まれ。本名、中村鶴三。牧野省三監督に見いだされ、多くの時代劇に主演し、「目玉の松ちゃん」の愛称で親しまれた。