フランクル【Viktor Emil Frankl】
[1905〜1997]オーストリアの精神医学者。第二次大戦中に強制収容所に収容され、そこでの生活の体験と実存主義の影響のもとに、医師と患者との人格的交わりを重視したロゴテラピー(実存分析的精神療...
フルベッキ【Guido Herman Fridolin Verbeck】
[1830〜1898]オランダ人宣教師。1859年(安政6)米国のオランダ改革派教会から派遣されて来日。明治維新後、大学南校頭取、また政府顧問となり、岩倉使節団の派遣、ドイツ医学の採用などを進言...
フロイス【Luis Frois】
[1532〜1597]ポルトガルのイエズス会宣教師。永禄6年(1563)来日、織田信長の信任を得て畿内・九州で布教にあたった。布教のかたわら、「日本史」を著し、長崎で没した。
ペテロ【Petros】
[?〜64ころ]イエス=キリストの十二使徒中の第一人者。本名、シモン(Simon)。ガリラヤの漁師であったがイエスの弟子となり、特に信頼されてペテロ(岩、すなわち教会の礎石の意)とよばれ、天国の...
ほうじょう‐だんすい【北条団水】
[1663〜1711]江戸前期の俳人・浮世草子作者。京都の人。井原西鶴の門人で、師の遺稿を刊行した。俳書「秋津しま」「俳諧団袋」、浮世草子「色道大鼓」「日本新永代蔵」など。
ほうせいどう‐きさんじ【朋誠堂喜三二】
[1735〜1813]江戸後期の戯作者・狂歌師。本名、平沢常富。通称、平格。狂名、手柄岡持(てがらのおかもち)。秋田藩主佐竹氏の江戸留守居役。恋川春町とともに黄表紙の作風を確立。黄表紙「文武二道...
ほり‐たつお【堀辰雄】
[1904〜1953]小説家。東京の生まれ。芥川竜之介に師事。フランス文学、特に心理主義的手法の影響を受け、知性と叙情の融合した独自の世界を築いた。作「聖家族」「風立ちぬ」「菜穂子」「美しい村」など。
ほんごう‐しん【本郷新】
[1905〜1980]彫刻家。北海道の生まれ。高村光太郎に師事。新制作派協会彫刻部創設に参加。代表作に戦没学生記念像「わだつみのこえ」「氷雪の門」など。
ポルフュリオス【Porphyrios】
[232ころ〜304ころ]新プラトン学派の哲学者。シリアの生まれ。プロティノスの弟子で、師の思想の普及に努めた。また、著「アリストテレスのカテゴリー論入門」はスコラ学に影響を及ぼした。
ポンペ【Johannes Lydius Catherinus Pompe van Meerdervoort】
[1829〜1908]オランダの軍医。江戸幕府の海軍伝習所の医師として、安政4年(1857)来日。長崎養生所を設立し、医学教育を教授した。文久2年(1862)帰国。