まつだ‐ごんろく【松田権六】
[1896〜1986]漆芸家。石川の生まれ。蒔絵(まきえ)にすぐれた。また、日光東照宮や中尊寺金色堂などの修復に従事。文化勲章受章。
まみや‐りんぞう【間宮林蔵】
[1780〜1844]江戸後期の探検家。常陸(ひたち)の人。名は倫宗(ともむね)。伊能忠敬らに測量術を学び、幕命により樺太(サハリン)を調査。さらに海峡を渡って黒竜江下流を探検し、樺太が島である...
みかみ‐さんじ【三上参次】
[1865〜1939]歴史学者。兵庫の生まれ。東大教授、史料編纂掛主任として「大日本史料」「大日本古文書」の刊行に従事。「明治天皇御紀」の編修を主宰。著「江戸時代史」など。
もり‐ありまさ【森有正】
[1911〜1976]哲学者。東京の生まれ。有礼(ありのり)の孫。東大助教授を辞してフランスに移住。デカルト・パスカルの研究に従事。著「デカルトとパスカル」「バビロンの流れのほとりにて」。
やすい‐どうとん【安井道頓】
[1533〜1615]安土桃山時代の土木家。河内(かわち)の人。豊臣秀吉に仕え、大坂城の築城に従事。のち、東横堀川と木津川とを結ぶ水路(現在の道頓堀川)開通に着手したが、大坂夏の陣で戦死。→道頓堀
やまだ‐ながまさ【山田長政】
[?〜1630]江戸初期、シャムの日本人町で活躍した人物。駿河の人。通称、仁左衛門。慶長16年(1611)ごろシャムに渡り、首都アユタヤの日本人町の長となって外交・貿易に従事。また、内戦を治めて...
やまもと‐せんじ【山本宣治】
[1889〜1929]生物学者・政治家。京都の生まれ。東大卒。サンガー夫人来日を機に産児制限運動に従事、以後、社会主義運動に近づき、第1回普通選挙で労働農民党から出馬し、当選。治安維持法の改悪に...
ユークリッド【Euclid】
[前330ころ〜前260ころ]ギリシャの数学者。プラトンに学び、アレクサンドリアで教育に従事。「ストイケイア」を著し、幾何学の祖とされる。現存する著はほかに「光学」「音程論」などがある。ギリシ...
ラスカサス【Bartolomé de Las Casas】
[1474〜1566]スペインの聖職者。スペイン領西インド諸島、メキシコで布教活動に従事する。スペイン人による植民地先住民虐待の実態を見てその救済に立ち上がり、エンコミエンダ制の廃止を訴えた。主...
ロレンソ【Lourenço】
[1526〜1592]日本人で最初のイエズス会士。日本名未詳。肥前の人。もと、琵琶法師。天文20年(1551)ザビエルより洗礼を受け、宣教活動に従事。高山右近らを改宗させた。