フェヌロン【François de Salignac de La Mothe Fénelon】
[1651〜1715]フランスの思想家・聖職者・小説家。ルイ14世の孫の教育係となり、教材として教訓物語「テレマックの冒険」を書いたが、政治批判的な内容が王の忌諱(きき)に触れて失脚した。
ふくざわ‐ゆきち【福沢諭吉】
[1835〜1901]啓蒙思想家・教育家。大坂の生まれ。豊前(ぶぜん)中津藩士。大坂で蘭学を緒方洪庵に学び、江戸に蘭学塾(のちの慶応義塾)を開設、のち、独学で英学を勉強。三度幕府遣外使節に随行し...
ふくはら‐りんたろう【福原麟太郎】
[1894〜1981]英文学者・随筆家。広島の生まれ。東京教育大学教授。著「チャールズ=ラム伝」「文学と文明」など。
フランケ【August Hermann Francke】
[1663〜1727]ドイツの神学者・教育者。敬虔主義運動の指導者。貧しい子供のための学校・孤児院や市民学校・教員養成所などを設立して社会福祉に貢献。
フリードリヒ‐だいおう【フリードリヒ大王】
《Friedrich der Große》[1712〜1786]プロイセン王。在位1740〜1786。自らを「国家第一の下僕」と称した典型的な啓蒙専制君主で、行政改革・軍備拡張・教育、産業の育成...
フロイト【Sigmund Freud】
[1856〜1939]オーストリアの精神科医。精神分析の創始者。神経症の治療に自由連想法を創始。初めて無意識の力動的過程や構造を研究して、治療法および深層心理学である精神分析を確立。精神医学・心...
フロベール【Gustave Flaubert】
[1821〜1880]フランスの小説家。精密な考証に基づく客観的描写を唱道し、写実主義文学の確立者とされる。作「ボバリー夫人」「サランボー」「感情教育」「聖アントワーヌの誘惑」など。フローベール。
ブラウン【Samuel Robbins Brown】
[1810〜1880]米国の改革派教会の宣教師。1859年(安政6)来日、横浜でブラウン塾を開き、教育・伝道に努め、植村正久ら多数のキリスト教指導者を育成。また、新約聖書の翻訳に尽くした。187...
ブルデュー【Pierre Bourdieu】
[1930〜2002]フランスの社会学者。出身階級の差が教育を受ける機会の格差に結びつくという文化的な財の不平等について説明した。また後年は社会運動にも参加し、米国のネオリベラリズムを批判した。...
ブールハーフェ【Herman Boerhaave】
[1668〜1738]オランダの医学者。ライデン近郊のフォールハウトの生まれ。ライデン大学で哲学、ハルデルウェーク大学で医学の学位を取得。ライデン大学の医学講師となり、臨床医学・植物学の教授を経...