ほんだ‐としあき【本多利明】
[1743〜1821]江戸後期の経世家。越後の人。通称、三郎右衛門。江戸に出て、数学・天文学・蘭学などを学び、諸国を歴訪して見聞を広め、重商主義的立場から貿易振興による富国策を説いた。著「経世秘...
ボッカチオ【Giovanni Boccaccio】
[1313〜1375]イタリアの作家・人文学者。ルネサンス期の代表的作家の一人で、短編小説集「デカメロン」は近代散文小説の先駆とされる。ほかに、小説「フィローコロ」など。ボッカッチョ。
ボワロー【Nicolas Boileau】
[1636〜1711]フランスの詩人・批評家。フランスにおける古典主義文学理論の確立者。詩集「風刺詩集」、詩論「詩法」など。ボアロー。
ボーデ【Johann Elert Bode】
[1747〜1826]ドイツの天文学者。ベルリン天文台に勤め、天文年表や星表を刊行した。「ボーデの法則」を紹介。
ボールドウィン【James Arthur Baldwin】
[1924〜1987]米国の小説家。個人的体験に基づきつつ現代人の普遍的問題を描き、黒人文学に新境地を開いた。作「山に登りて告げよ」「ジョバンニの部屋」「もう一つの国」など。
ポアンカレ【Poincaré】
(Jules Henri 〜)[1854〜1912]フランスの数学者・天文学者・物理学者。微分方程式・関数論や天体力学などの研究で功績があるほか、実用主義(プラグマティズム)に対して科学のため...
ポントピダン【Henrik Pontoppidan】
[1857〜1943]デンマークの小説家。自然主義の立場から社会の虚偽や偽善を描いた。1917年ノーベル文学賞受賞。作「約束の土地」「幸福なペール」など。
ポンパドール【Madame de Pompadour, Jeanne Antoinette Poisson】
[1721〜1764]フランス国王ルイ15世の愛人。社交界では才知と美貌(びぼう)をもって知られ、宮廷入りしてからは政治上でも重要な地位を占めた。また芸術や文学などを厚く保護し、ボルテール・デ...
ポープ【Alexander Pope】
[1688〜1744]英国の詩人。古典主義文学の代表者。ホメロスの翻訳でも知られる。作「愚者列伝」「人間論」など。
まえかわ‐やすお【前川康男】
[1921〜2002]児童文学作家。東京の生まれ。学徒出陣し、中国で終戦。戦争や国家の問題を問う「ヤン」「魔神の海」を発表。「かわいそうな自動車の話」で野間児童文芸賞を受賞。他に「奇跡クラブ」「...