ガタリ【Félix Guattari】
[1930〜1992]フランスの精神医学者・思想家。精神分析の手法を用いて現代文明批判を展開し、ポスト構造主義の先駆者の一人となった。ドゥルーズとともに既存の階層的体系を批判し、より横断的・流動...
ドゥルーズ【Gilles Deleuze】
[1925〜1995]フランスの哲学者。ポスト構造主義の思想家。西欧の伝統的な哲学や近代的な知の階層的体系を批判し、より横断的・流動的なリゾームやノマドの概念を提示した。著「差異と反復」、ガタリ...
バシュラール【Gaston Bachelard】
[1884〜1962]フランスの科学哲学者・文学批評家。構造主義の先駆者の一人。科学的認識の獲得のために、前科学的な思考との断絶を求めた「認識論的切断」で知られる。のちには詩的想像力の領域に論を...
ぼだい‐だるま【菩提達磨】
《(梵)Bodhidharmaの音写》[?〜528]中国禅宗の始祖。インドのバラモンの出身。6世紀初め中国に入り、各地で禅を教えた。少林寺で面壁九年の座禅をしたといわれる。梁武帝との禅問答や、弟...
ボリス‐ゴドノフ【Boris Fyodorovich Godunov】
[1552ころ〜1605]ロシア皇帝。在位1598〜1605。タタール貴族の出身で、フョードル1世の死によるリューリク朝の断絶で即位。農奴制の強化やシベリア植民などを推進した。プーシキンの劇詩や...
まつもと‐たかし【松本たかし】
[1906〜1956]俳人。東京の生まれ。本名、孝(たかし)。能楽師松本長(ながし)の長男。病弱のため能を断念、高浜虚子に俳句を学び「ホトトギス」同人となる。俳誌「笛」を主宰。著「鷹」「石魂(せ...
ラスムッセン【Knud Johan Victor Rasmussen】
[1879〜1933]グリーンランドの北極探検家・民俗学者。犬ぞりでグリーンランドからベーリング海峡まで横断。またエスキモーの起源についても研究し、エスキモー学の父と称された。
リチャード【Richard】
英国(イングランド)王。 (1世)[1157〜1199]在位1189〜1199。ヘンリー2世の三男。即位後、第3回十字軍に出征。帰国後、フランスでフィリップ2世の軍と交戦して戦死。勇敢・寛大で...
りょうにん【良忍】
[1072〜1132]平安後期の僧。融通念仏宗の開祖。尾張の人。勅諡(ちょくし)号、聖応大師。比叡山の常行三昧堂に入り不断念仏を修め、のち大原に引退。融通念仏宗を開き、諸国を勧進し、摂津に大念仏...
ル‐クレジオ【Jean-Marie Gustave Le Clézio】
[1940〜 ]フランスの小説家。1963年「調書」でデビュー。断片的な文章の挿入や反復など、実験的な手法を用いた文体で注目される。2008年ノーベル文学賞受賞。作「大洪水」「砂漠」「海を見たこ...