たけのぶ‐よしたろう【武信由太郎】
[1863〜1930]英語学者。鳥取の生まれ。英字新聞「ジャパンタイムズ」「英語青年」を創刊。海外への日本紹介に努めた。著「武信和英大辞典」。
ちば‐かめお【千葉亀雄】
[1878〜1935]評論家。山形の生まれ。「国民新聞」「読売新聞」などの記者となり、大正期の文学運動を推進した。著「新感覚派の誕生」など。
つきおか‐よしとし【月岡芳年】
[1839〜1892]幕末から明治初期の浮世絵師。江戸の生まれ。本名、吉岡米次郎。号、玉桜楼・一魁斎。のち大蘇(たいそ)芳年と称した。初め歌川国芳に師事。歴史画・美人画に異色の作品をのこしたほか...
デュビュッフェ【Jean Dubuffet】
[1901〜1985]フランスの画家・彫刻家。「アールブリュット(生(き)の芸術)」を唱え、既成の文明化された芸術観を否定した。砂やアスファルト・新聞紙・海綿などを用いた作品で知られる。
とくがわ‐いえやす【徳川家康】
[1543〜1616]江戸幕府初代将軍。在職1603〜1605。松平広忠の長男。織田信長と結んで駿河を、豊臣秀吉と和して関東を支配。豊臣氏五大老の筆頭となり、秀吉の死後石田三成を関ヶ原の戦いに...
とくとみ‐そほう【徳富蘇峰】
[1863〜1957]評論家。熊本の生まれ。本名、猪一郎。蘆花の兄。同志社中退後、自由民権運動に参加。のち民友社を設立、「国民之友」「国民新聞」を発刊し、平民主義を主張。日清戦争後は政府と結び、...
とみさわ‐ういお【富沢有為男】
[1902〜1970]小説家・画家。大分の生まれ。東京美術学校中退後、新愛知新聞の漫画記者となる。「地中海」で芥川賞受賞。他に「白い壁画」「侠骨(きょうこつ)一代」など。
ともの‐ろう【伴野朗】
[1936〜2004]小説家。愛媛の生まれ。朝日新聞に入社、サイゴン支局長・上海支局長を歴任。勤務のかたわら執筆した「五十万年の死角」で江戸川乱歩賞、「傷ついた野獣」で日本推理作家協会賞受賞。他...
とりい‐そせん【鳥居素川】
[1867〜1928]ジャーナリスト。熊本の生まれ。本名、赫雄(てるお)。大阪朝日新聞編集局長となり、民本主義の論陣を張ったが、大正7年(1918)筆禍事件で退社。のち大正日日新聞を創刊。
ないとう‐こなん【内藤湖南】
[1866〜1934]東洋史学者。秋田の生まれ。本名、虎次郎。大阪朝日新聞などの記者を経て京大教授となり東洋史学を担任、中国史学の発展に貢献した。著「日本文化史研究」「支那史学史」など。