あしかが‐よしあき【足利義昭】
[1537〜1597]室町幕府第15代将軍。在職1568〜1573。初め奈良一乗院に入り覚慶と称したが、還俗(げんぞく)して義秋、のち義昭と改めた。織田信長に擁立されて将軍となったが、のち、信長...
げんのう‐しんしょう【玄翁心昭】
[1329〜1400]南北朝時代の曹洞宗の僧。越後の人。総持寺の峨山韶碩(がざんしょうせき)の法を継ぐ。諸国に布教中、下野(しもつけ)那須野の殺生石を打ち砕いたことで知られる。源翁心昭。
こいそ‐くにあき【小磯国昭】
[1880〜1950]軍人・政治家。陸軍大将。栃木の生まれ。拓務相・朝鮮総督を経て昭和19年(1944)首相。第二次大戦後、極東国際軍事裁判で、A級戦犯として終身禁錮刑になり、服役中に病死。
じゃくしょう【寂照】
[964〜1034]平安中期の天台宗の僧。京都の人。俗名、大江定基。文章博士(もんじょうはかせ)となったが、妻を失って出家。長保5年(1003)入宋し、杭州(浙江(せっこう)省)で没した。「寂昭...
そうじょう‐へんじょう【僧正遍昭/僧正遍照】
⇒遍昭
つちもと‐のりあき【土本典昭】
[1928〜2008]映画監督。岐阜の生まれ。水俣病(みなまたびょう)を扱ったドキュメンタリー映画で知られる。長期取材により、病に冒された人々の生活に密着した作品で高く評価された。代表作「水俣—...
とくがわ‐なりあき【徳川斉昭】
[1800〜1860]江戸末期の水戸藩主。藤田東湖らを登用して藩政を改革。尊王攘夷論者で、井伊直弼(いいなおすけ)と対立。安政の大獄で蟄居(ちっきょ)を命ぜられた。水戸烈公。
はん‐しょう【班昭】
中国、後漢の文人。扶風安陵(陝西(せんせい)省)の人。班固・班超の妹。曹世叔に嫁したが、夫の死後、和帝の詔により、兄の「漢書」編纂を引き継いで八表と天文志を完成した。「女誡」7編、「東征賦」を著...
へんじょう【遍昭/遍照】
[816〜890]平安前期の僧・歌人。六歌仙・三十六歌仙の一人。俗名、良岑宗貞(よしみねのむねさだ)。桓武天皇の孫。良岑安世の子。素性(そせい)の父。仁明天皇に仕えたが、天皇の崩御により出家。京...
よしむら‐あきら【吉村昭】
[1927〜2006]小説家。東京の生まれ。津村節子の夫。はじめは短編小説を書くが、長編「戦艦武蔵」で戦史小説に新境地を開き、その後歴史小説を多く手がける。「破獄」で芸術選奨。他に「星への旅」「...