こうみょう‐こうごう【光明皇后】
[701〜760]聖武天皇の皇后。名は安宿媛(あすかべひめ)、また光明子とも。父は藤原不比等(ふじわらのふひと)、母は橘三千代(たちばなのみちよ)。孝謙天皇の母。臣下の娘で皇后になった最初の例。...
こせ‐の‐かなおか【巨勢金岡】
平安初期の宮廷画家。巨勢派の始祖。唐絵(からえ)を描く一方、和様の風景画・風俗画を制作。その画風は「新様」とよばれ、大和絵成立にかかわった最初の画家とされるが、作品は現存しない。生没年未詳。
こまつ‐こうすけ【小松耕輔】
[1884〜1966]作曲家・音楽評論家。秋田の生まれ。日本最初のオペラ「羽衣」を作曲。童謡も多く発表、日本の合唱運動の先駆者となった。
コルサコフ【Sergey Sergeevich Korsakov】
[1854〜1900]ロシアの精神病学者。1887年、慢性アルコール中毒者にみられる精神異常障害、失見当、記銘障害、健忘などを最初に報告。後にコルサコフ症候群として分類された。
ごしょ‐へいのすけ【五所平之助】
[1902〜1981]映画監督。東京の生まれ。昭和6年(1931)日本最初の本格的トーキー作品「マダムと女房」を製作。また、文芸映画に優れた手腕をみせた。代表作「伊豆の踊子」「煙突の見える場所」など。
さたけ‐しょざん【佐竹曙山】
[1748〜1785]江戸中期の洋風画家。秋田藩主。名は義敦(よしあつ)。家臣の小田野直武とともに平賀源内に西洋画法を学び、写実的な花鳥画・風景画を多く描いた。日本最初の西洋画論「画法綱領」など...
サムエル【Samuel】
前11世紀ごろの預言者・祭司。イスラエル最後の士師。ペリシテ人の攻勢に対し、サウルをイスラエル王国最初の王位につけ、イスラエルの宗教的統一を図った。のちダビデを擁立。
サルゴン【Sargon】
アッカド朝の創始者。在位前2350ころ〜前2295ころ。シュメールとアッカド全土を支配し、メソポタミア最初の帝国を建設。生没年未詳。 (2世)[?〜前705]アッシリア帝国最盛期の王。在位前...
しさん【子産】
[前585?〜前522]中国、春秋時代の鄭(てい)の宰相。法治主義によって国を治め、中国最初の成文法を作った。外交にも優れ、巧みに大国間の均衡を保ち平和を実現した。 宮城谷昌光の長編歴史小説...
し‐そ【始祖】
1 ある家系の最初の人。「徳川家の—」 2 ある物事を最初に始めた人。創始者。元祖。「流派の—」 禅宗で、達磨(だるま)大師の称。