スマイルズ【Samuel Smiles】
[1812〜1904]英国の著述家。主著「自助論」は、明治時代に「西国立志編」として中村正直により邦訳され、愛読された。
せきぐち‐たかよし【関口隆吉】
[1836〜1889]政治家。江戸の人。字(あざな)は良輔。通称、権助。号、黙斎。関口鯉吉・新村出の父。旧幕臣で、元老院議官・静岡県知事などを歴任した。
せりざわ‐かも【芹沢鴨】
[?〜1863]幕末の水戸藩浪士。本名、木村継次。幕府の浪士組編成に参加、近藤勇らと新撰組を結成。やがて近藤派と反目し暗殺された。
そうま‐こっこう【相馬黒光】
[1876〜1955]随筆家。宮城の生まれ。旧姓は星。本名、良(りょう)。夫、相馬愛蔵とともに中村屋を創業。荻原守衛や中村彝(つね)らの芸術家を援助した。著作に「黙移」など。
たかい‐きとう【高井几董】
[1741〜1789]江戸中期の俳人。京都の人。名は小八郎。別号、晋明・春夜楼など。与謝蕪村(よさぶそん)の高弟で、のち夜半亭3世を継いだ。編著「其雪影」「あけ烏(がらす)」、句集「井華(せいか...
たかい‐こうざん【高井鴻山】
[1806〜1883]幕末・明治初期の陽明学者。信濃の人。本名、市村健。京都で梁川星巌(やながわせいがん)に、江戸で佐藤一斎に師事。攘夷(じょうい)論・公武合体論を唱えた。明治維新後、東京・長野...
たかすぎ‐しんさく【高杉晋作】
[1839〜1867]江戸末期の勤王家。長門(ながと)の人。号、東行(とうぎょう)。長州藩に仕え、松下村塾に学び、奇兵隊を組織した。四国艦隊下関砲撃事件には正使として和議を結び、のち藩論を討幕...
たかはし‐げんいちろう【高橋源一郎】
[1951〜 ]小説家。広島の生まれ。「さようなら、ギャングたち」で作家デビュー、吉本隆明の激賞を受ける。「優雅で感傷的な日本野球」で三島由紀夫賞受賞。他に「競馬探偵の憂鬱な月曜日」「ペンギン村...
たかひら‐こごろう【高平小五郎】
[1854〜1926]外交官。陸奥(むつ)の生まれ。欧米各国の公使を歴任。ポーツマス講和会議で小村寿太郎とともに全権委員。
たかむら‐こううん【高村光雲】
[1852〜1934]彫刻家。江戸の生まれ。旧姓、中島。幼名、光蔵。仏師高村東雲の門人で、その姉の養子となり、高村姓を継いだ。光太郎の父。伝統的木彫の近代化に尽力。作「老猿」など。