あつみ‐しんのう【敦実親王】
[893〜967]宇多天皇の第8皇子。宇多源氏の祖。法名は覚真。和歌・音楽などの諸芸に通じた。仁和寺宮(にんなじのみや)。
アナクレオン【Anakreōn】
[前570ころ〜前480ころ]古代ギリシャの叙情詩人。恋と酒を歌った快楽派詩人として名高い。後世に「アナクレオン風」という詩風を残す。
あべ‐まきお【阿部牧郎】
[1933〜2019]小説家。京都の生まれ。官能小説や評伝、野球小説など多彩なジャンルで活躍し、「それぞれの終楽章」で直木賞受賞。他に「蛸と精鋭」「ドン・キホーテ軍団」など。
あみの‐よしひこ【網野善彦】
[1928〜2004]歴史学者。山梨の生まれ。渋沢敬三の創設した日本常民文化研究所に勤務し、漁村資料の収集を行う。海民・職人など非農業民の世界に着目、従来の農民偏重の歴史学に一石を投じた。著「中...
アリスティッポス【Aristippos】
[前435ころ〜前355ころ]古代ギリシャの哲学者。ソクラテスに師事。快楽主義を説いた。キュレネ学派の祖。
アルベニス【Isaac Manuel Francisco Albéniz】
[1860〜1909]スペインの作曲家・ピアニスト。19世紀から興ったスペイン音楽の民族主義運動の代表者。ピアノ組曲「イベリア」など。
いば‐たかし【伊庭孝】
[1887〜1937]劇作家・演出家・音楽評論家。東京の生まれ。上山草人と近代劇協会を創立。後に高木徳子と浅草オペラを興す。評論活動も行い、オペラの普及に貢献した。著作に「日本音楽概論」など。
いりの‐よしろう【入野義朗】
[1921〜1980]作曲家。ウラジオストクの生まれ。諸井三郎に師事。日本における十二音音楽の先駆者。作品に「弦楽六重奏」、オペラ「綾の鼓」など。
えんどう‐みのる【遠藤実】
[1932〜2008]作曲家。東京の生まれ。演歌師をしながら独学で作曲を学ぶ。創作活動のほか、レコード会社の創業など音楽文化の振興と普及活動に取り組んだ。日本音楽著作権協会会長。没後、国民栄誉賞...
おかもと‐きはち【岡本喜八】
[1924〜2005]映画監督。鳥取の生まれ。本名、喜八郎。「結婚のすべて」で監督デビュー。巧みなカットによるテンポのよい娯楽作品を多く手がけた。代表作「独立愚連隊」「肉弾」「江分利満(えぶりま...