アイギ【Gennadiy Nikolaevich Aygi】
[1934〜2006]ロシアの詩人。少数民族チュバシ人で、初期にはチュバシ語で詩作したが、パステルナークのすすめにより、ロシア語でも詩作をはじめた。難解な作風ながら、西欧を中心に評価が高い。詩集...
アラービー‐パシャ【Aḥmad ‘Arābī Pasha】
[1841〜1911]エジプトの軍人・民族運動指導者。ヨーロッパ列強による内政干渉に抵抗する国民運動を指導し、1882年に武力蜂起したが、英軍に鎮圧され、セイロンに流刑された。アフマド=アラービー。
アルゲダス【José María Arguedas】
[1911〜1969]ペルーの作家・文化人類学者。幼少期をケチュア系先住民と暮らし、長じて先住民復権運動を推進した。インディオの言語や視点を小説に反映させインディヘニスモ文学の新しい地平をひらい...
アルヘンティーナ【La Argentina】
[1888〜1936]スペインの女流舞踊家。アルゼンチン生まれ。民族舞踊を芸術舞踊に高め、20世紀最大のスペイン舞踊家といわれる。
アルベニス【Isaac Manuel Francisco Albéniz】
[1860〜1909]スペインの作曲家・ピアニスト。19世紀から興ったスペイン音楽の民族主義運動の代表者。ピアノ組曲「イベリア」など。
いふくべ‐あきら【伊福部昭】
[1914〜2006]作曲家。北海道の生まれ。独学で作曲を始め、道庁勤務のかたわら制作したオーケストラ「日本狂詩曲」で注目される。以降、アイヌなどの民族音楽を取り入れた独自の作風を展開。昭和21...
ウェルフリン【Heinrich Wölfflin】
[1864〜1945]スイスの美術史家。時代・民族に固有の芸術様式の内的発展を究明し、比較様式史の概念を確立。著「美術史の基礎概念」など。
うの‐えんくう【宇野円空】
[1885〜1949]宗教学者・民族学者。京都の生まれ。東大教授。宗教民族学に貢献。学位論文「マライシアに於ける稲米儀礼」で恩賜賞を受賞。他に「宗教民族学」「宗教の史実と理論」など。
えがみ‐なみお【江上波夫】
[1906〜2002]考古学者・東洋史学者。山口の生まれ。東大教授・上智大教授・古代オリエント博物館館長。アジアの民族・文化形成史、東西文化交渉史を研究。日本国家の起源について、騎馬民族説を唱え...
エネスコ【Georges Enesco】
[1881〜1955]ルーマニアのバイオリン奏者・作曲家。民族色の濃い作品を残し、20世紀ルーマニア音楽の指導的役割を果たした。バッハの演奏でも有名。作「ルーマニア狂詩曲」など。エネスク。