はしぐち‐ごよう【橋口五葉】
[1880〜1921]版画家。鹿児島の生まれ。本名、清。橋本雅邦に師事。独自の近代浮世絵版画を完成。夏目漱石・泉鏡花・永井荷風らの本も装丁した。
はせがわ‐きよし【長谷川潔】
[1891〜1980]版画家。神奈川の生まれ。パリで活躍。古い銅版技法を復活させて独自の様式を築き、国際的に高い評価を得た。
はせがわ‐とうはく【長谷川等伯】
[1539〜1610]桃山時代の画家。能登の人。名は又四郎、のち帯刀(たてわき)。初め信春と号して仏画を描いたが、のち京都に出て諸派の画法を学び、名も等伯と改め、日本独自の水墨画様式を確立。また...
はせがわ‐としゆき【長谷川利行】
[1891〜1940]洋画家。京都の生まれ。フォービスム風の筆致と色調による独自の詩情で知られる。
はっとり‐りょういち【服部良一】
[1907〜1993]作曲家。大阪の生まれ。アメリカ音楽の要素を取り入れた独自のスタイルにより、ブルース・青春歌謡など、生涯に3000曲以上を作曲。没後、国民栄誉賞受賞。代表作「別れのブルース」...
はまぐち‐ようぞう【浜口陽三】
[1909〜2000]版画家。和歌山の生まれ。昭和5年(1930)東京美術学校塑造(そぞう)科を中退して渡仏、水彩・油彩・銅版画などを制作。昭和14年(1939)帰国。第二次大戦後は銅版画に専念...
はやた‐ぶんぞう【早田文蔵】
[1874〜1934]植物分類学者。新潟の生まれ。東大教授。富士山の植物分布や台湾・インドシナの植物を調査・研究し、独自の動的分類体系を提唱した。
ハルトマン【Nicolai Hartmann】
[1882〜1950]ドイツの哲学者。初め新カント学派に属して認識論を研究したが、フッサールの現象学の影響を受けて存在論を哲学の中心と考えるようになり、独自の批判的存在論を提唱した。著「認識の形...
バルトーク【Bartók Béla】
[1881〜1945]ハンガリーの作曲家。マジャール古民謡を収集し、独自の音楽技法を開拓。作品に6曲の「弦楽四重奏曲」「弦楽器・打楽器・チェレスタのための音楽」など。
ひぐち‐いちよう【樋口一葉】
[1872〜1896]小説家・歌人。東京の生まれ。本名、なつ。中島歌子に和歌を学び、半井桃水(なからいとうすい)を小説の師とした。「文学界」の同人と親交。民衆の哀歓を描き、独自の境地を示した。小...