チトー【Tito】
[1892〜1980]ユーゴスラビアの政治家。本名、ヨシップ=ブロズ(Josip Broz)。第二次大戦で、人民解放軍・パルチザンを指揮してドイツ軍に抵抗。1945年、ユーゴスラビア連邦人民共和...
ツェラーン【Paul Celan】
[1920〜1970]ルーマニア出身のドイツ系ユダヤ人の詩人。第二次大戦中はナチス‐ドイツによって強制収容所へ送られたが生きのび、戦後パリに居住。象徴主義・シュールレアリスムの影響を受けた。大胆...
つるみ‐かずこ【鶴見和子】
[1918〜2006]社会学者。東京の生まれ。昭和21年(1946)、弟の鶴見俊輔らと「思想の科学」を創刊。柳田国男・南方熊楠・折口信夫らの研究から、比較社会学理論を確立。地域の独自性に根ざした...
ティツィアーノ【Tiziano Vecellio】
[?〜1576]イタリアの画家。ジョルジョーネとともに盛期ルネサンス、ベネチア派を代表する。独自の輝くような色彩の世界を確立し、女性の裸体画や肖像画にすぐれた。作「聖愛と俗愛」「法王パウルス三世...
ティボー【Jacques Thibaud】
[1880〜1953]フランスのバイオリン奏者。繊細・高雅な演奏で、独自の境地を示した。チボー。
てらだ‐とらひこ【寺田寅彦】
[1878〜1935]物理学者・随筆家。東京の生まれ。筆名、吉村冬彦・藪柑子(やぶこうじ)など。地球物理学・気象学などを研究。また、夏目漱石に師事し、「ホトトギス」に俳句・写生文を発表。のち、独...
トインビー【Arnold Joseph Toynbee】
[1889〜1975]英国の歴史家・文明批評家。歴史の基礎を文明におき、文明の消長の一般法則を体系づけ、独自の歴史観を展開した。著「歴史の研究」「試練に立つ文明」など。
とみおか‐てっさい【富岡鉄斎】
[1837〜1924]日本画家。京都の生まれ。名は猷輔、のち百錬。国学・儒学を修め、幕末は勤皇学者として国事に奔走。維新後は絵画に専念。南画・明清(みんしん)画・大和絵などを研究。水墨画に独自の...
ド‐ゴール【Charles André Joseph Marie de Gaulle】
[1890〜1970]フランスの軍人・政治家。第18代大統領。1940年フランスの対ドイツ降伏後、ロンドンに自由フランス政府を樹立してレジスタンスを指導。解放後、共和国臨時政府主席。一時引退した...
どもん‐けん【土門拳】
[1909〜1990]写真家。山形の生まれ。徹底したリアリズムの立場から「ヒロシマ」など社会的な題材に取り組む一方、「古寺巡礼」など伝統文化を独自の視点でとらえた。