だん‐かずお【檀一雄】
[1912〜1976]小説家。山梨の生まれ。「日本浪漫派」に参加。奔放な生き方を貫き、無頼派と称された。「長恨歌」「真説石川五右衛門」で直木賞受賞。他に「リツ子・その愛」「リツ子・その死」「火宅...
だん‐たくま【団琢磨】
[1858〜1932]実業家。福岡の生まれ。米国に留学。工部省三池鉱山局に勤務後、三井に移り、のち、三井合名会社理事長に就任。三井財閥の最高指導者となったが、血盟団団員に暗殺された。
だんどう‐しげみつ【団藤重光】
[1913〜2012]法学者。山口の生まれ。刑事訴訟法の策定に関与するなど、刑事法学の専門家として活躍。昭和49年(1974)最高裁判所判事に就任。判事退官後は死刑廃止運動に尽力した。平成7年(...
チェッリーニ【Benvenuto Cellini】
[1500〜1571]イタリア、ルネサンス期の彫金師・彫刻家。フィレンツェに生まれるが、決闘・殺人・陰謀等に関係しフィレンツェを追われ、ローマ、マントバ、フランス等を遍歴する。その波瀾の生涯を綴...
チェリビダッケ【Sergiu Celibidache】
[1912〜1996]ルーマニア生まれの指揮者。おもにドイツで活躍し、ベルリン‐フィルハーモニーやミュンヘン‐フィルハーモニーなどを指揮した。完璧主義者として知られ、生前はレコード録音を拒否し続けた。
ちかまつ‐しゅうこう【近松秋江】
[1876〜1944]小説家。岡山の生まれ。本名、徳田浩司。情痴におぼれる自己を赤裸々に描いた。作「別れたる妻に送る手紙」「疑惑」「黒髪」など。
ちの‐しょうしょう【茅野蕭々】
[1883〜1946]ドイツ文学者・歌人。長野の生まれ。本名、儀太郎。雅子の夫。著「ゲョエテ研究」、翻訳「リルケ詩抄」。
ちの‐まさこ【茅野雅子】
[1880〜1946]歌人。大阪の生まれ。旧姓、増田。蕭々(しょうしょう)の妻。「明星」に短歌を発表。歌集「恋衣」(共著)「金沙集」。
ちはや‐あかね【千早茜】
[1979〜 ]小説家。北海道の生まれ。平成20年(2008)「魚神(いおがみ)」で小説すばる新人賞を受賞して小説家デビュー。「しろがねの葉」で第168回直木賞を受賞。
ちば‐かめお【千葉亀雄】
[1878〜1935]評論家。山形の生まれ。「国民新聞」「読売新聞」などの記者となり、大正期の文学運動を推進した。著「新感覚派の誕生」など。