なかや‐うきちろう【中谷宇吉郎】
[1900〜1962]物理学者・随筆家。石川の生まれ。北大教授。寺田寅彦に師事。雪の結晶を研究し、人工雪の製作に成功。雪氷学を開拓。著「雪の研究」「冬の華」など。
なかやま‐いちろう【中山伊知郎】
[1898〜1980]経済学者。三重の生まれ。シュンペーターについて理論経済学を学び、近代経済学の導入・普及に努めた。一橋大学学長・中央労働委員会会長などを歴任。著「純粋経済学」「発展過程の均衡...
なかやま‐ぎしゅう【中山義秀】
[1900〜1969]小説家。福島の生まれ。本名、議秀。「厚物咲(あつものざき)」で芥川賞受賞。晩年は歴史小説を多く手がけた。他に「碑(いしぶみ)」「テニヤンの末日」「咲庵(しょうあん)」など。
なかやま‐しんぺい【中山晋平】
[1887〜1952]作曲家。長野の生まれ。多数の歌謡曲・童謡などを作曲、晋平節といわれる独特の様式をつくりあげた。作品に「カチューシャの歌」「ゴンドラの唄」「てるてる坊主」「波浮(はぶ)の港」など。
ながい‐うんぺい【長井雲坪】
[1833〜1899]江戸末期・明治の文人画家。越後の生まれ。名は元。通称、元次郎。水墨山水画にすぐれた。
ながい‐かふう【永井荷風】
[1879〜1959]小説家。東京の生まれ。本名、壮吉。広津柳浪に師事、ゾラの影響を受けて「地獄の花」を発表。アメリカ・フランス遊学後、「あめりか物語」「ふらんす物語」や「すみだ川」などを執筆、...
ながい‐さやこ【永井紗耶子】
[1977〜 ]小説家。静岡の生まれ。平成22年(2010)「絡繰(からく)り心中」で小学館文庫小説賞を受賞し小説家デビュー。江戸時代を舞台にしたミステリー小説を中心に活躍し、令和5年(2023...
ながい‐たつお【永井竜男】
[1904〜1990]小説家。東京の生まれ。人情の機微に触れた作風で知られ、短編に本領を発揮した。文化勲章受章。作「朝霧」「コチャバンバ行き」「秋」など。
ながい‐みちこ【永井路子】
[1925〜2023]小説家。東京の生まれ。本名、黒板拡子(くろいたひろこ)。正確な時代考証と鋭い現代的感覚を併せ持つ歴史小説で、多くの読者を得る。「炎環」で直木賞受賞。他に「雲と風と」「北条政...
ながい‐りゅうたろう【永井柳太郎】
[1881〜1944]政治家。石川の生まれ。早大教授。雑誌「新日本」主筆。憲政会から代議士となり、のち立憲民政党。拓相・逓相・鉄道相を歴任。雄弁家で知られた。