もうしょう‐くん【孟嘗君】
[?〜前279]中国、戦国時代の斉の公族。姓は田、名は文。一芸に秀でた客士数千人をかかえたことで知られ、戦国末の四君の一人に数えられた。秦の昭王に暗殺されかけたとき、狗盗と鶏鳴を得意とする食客に...
もうり‐たかちか【毛利敬親】
[1819〜1871]江戸末期の長州藩主。村田清風を登用して藩政を改革。尊王攘夷を主張し、蛤御門(はまぐりごもん)の変では敗れて官位を剝奪されたが、のち薩摩と結び、倒幕を実現。
もうり‐てるもと【毛利輝元】
[1553〜1625]安土桃山時代の武将。元就(もとなり)の孫。織田信長に反抗し、豊臣秀吉の攻撃を受けたが、本能寺の変によって和睦。のち、秀吉に仕えて五大老の一人となったが、関ヶ原の戦いで西軍に...
もり‐かく【森恪】
[1882〜1932]政治家・実業家。大阪の生まれ。名は、正しくは「つとむ」。三井物産に入り、対中国投資・利権獲得に活躍。のち、政界に入り、田中義一内閣の外務政務次官として東方会議を主宰。政友会...
もりたけ【守武】
⇒荒木田守武(あらきだもりたけ)
もりたに‐しろう【森谷司郎】
[1931〜1984]映画監督。東京の生まれ。初期は青春映画で評価され、その後は題材を問わず多くの大作を手がけヒットさせた。代表作「赤頭巾ちゃん気をつけて」「日本沈没」「八甲田山」など。
もりた‐まさたけ【森田正馬】
[1874〜1938]精神科医。高知の生まれ。東京慈恵会医大教授。神経症の治療法として、臥褥(がじょく)・作業・日記指導などによる心理療法を開発し、森田療法とよばれる。
もりと‐たつお【森戸辰男】
[1888〜1984]社会学者。広島の生まれ。大正9年(1920)論文「クロポトキンの社会思想の研究」が危険思想の宣伝とされ投獄。第二次大戦後、日本社会党の結成に参画、片山・芦田両内閣の文相を務...
もりもと‐ろくじ【森本六爾】
[1903〜1936]考古学者。奈良の生まれ。昭和4年(1929)東京考古学会を組織し、雑誌「考古学」を創刊。弥生時代の水田稲作農耕の存在を主張した。著「日本農耕文化の起源」。
もり‐れいこ【森礼子】
[1928〜2014]小説家・劇作家。福岡の生まれ。本姓、川田。新劇やテレビの脚本でも活躍。「モッキングバードのいる町」で芥川賞受賞。他に小説「三彩の女」「神女(かみんちゅ)」、戯曲「海辺の伝説...