にしお‐すえひろ【西尾末広】
[1891〜1981]政治家。香川の生まれ。大正期に労働運動に入り、各種争議を指導。社会民衆党の結党に参加。第二次大戦後に日本社会党結党の中心となり、芦田内閣の副総理に就任するが昭電疑獄で辞任。...
にしき‐まさあき【西木正明】
[1940〜2023]小説家。秋田の生まれ。本名、鈴木正昭(まさあき)。自ら現地に赴いて綿密に取材したドキュメンタリー作品を多く手がける。「凍(しば)れる瞳」「端島の女」で直木賞受賞。他に「オホ...
にしだ‐きたろう【西田幾多郎】
[1870〜1945]哲学者。石川の生まれ。京大教授。東洋思想の絶対無を根底に置き、それを理論化して西洋哲学と融合する西田哲学を樹立した。文化勲章受章。著「善の研究」「芸術と道徳」「哲学の根本問...
にしな‐よしお【仁科芳雄】
[1890〜1951]物理学者。岡山の生まれ。長岡半太郎・ラザフォード・ボーアに師事。理化学研究所の主任研究員から所長となり、量子力学・原子核・宇宙線の研究に業績をあげ、また、湯川秀樹・朝永振一...
はぎわら‐さくたろう【萩原朔太郎】
[1886〜1942]詩人。群馬の生まれ。「月に吠(ほ)える」「青猫」の2詩集を出して口語自由詩による近代象徴詩を完成、以後の詩壇に大きな影響を与えた。他に詩集「純情小曲集」「氷島」、詩論「詩...
はしば‐ひでよし【羽柴秀吉】
豊臣秀吉(とよとみひでよし)の前名。織田信長のもとで戦功をたて大名となった折に、木下姓を羽柴姓に改めたもの。→羽柴
ハリス【Townsend Harris】
[1804〜1878]米国の外交官。日米和親条約の結果、1856年(安政3)初代駐日総領事として下田に赴任。下田条約・日米修好通商条約締結に成功後、公使。62年(文久2)帰国。著「日本滞在記」。
はりつけ‐もざえもん【磔茂左衛門】
[?〜1686?]江戸前期の義民。上野(こうずけ)の人。本姓は杉木。沼田城主真田(さなだ)氏の悪政を幕府に直訴。真田氏は所領を没収され、茂左衛門は帰郷後、磔になったという。
ばん‐こうけい【伴蒿蹊】
[1733〜1806]江戸中・後期の国学者・歌人。京都の人。本名、資芳。別号、閑田子(かんでんし)。荷田春満(かだのあずままろ)に私淑。著「国歌或問」「近世畸人伝」「閑田耕筆」など。
ばんどう‐みつごろう【坂東三津五郎】
歌舞伎俳優。屋号、大和屋。 (初世)[1745〜1782]大坂の人。前名、竹田巳之助(みのすけ)。坂東三八の養子となり、改名。江戸へ出て、和実の上手として名声を得た。 (3世)[1775〜1...