しん‐やく【沈約】
[441〜513]中国、南北朝時代の詩人・学者。武康(浙江(せっこう)省)の人。字(あざな)は休文。宋・斉に仕えたのち、梁(りょう)の武帝に仕えた。詩文をよくし、また音韻理論を研究し、詩八病(し...
しんりょう‐くん【信陵君】
[?〜前243]中国、戦国時代の貴族。名は無忌。魏(ぎ)の昭王の子。門下に食客3000人を集めたという。秦の侵入に対抗し、これを函谷関に討って勇名を広めたが、流言によって失脚し失意のうちに病死。...
ジュチ【Jūchī】
[1172〜1224ころ]キプチャク‐ハン国の始祖。チンギス=ハンの長子。南ロシア征討中に病死。第2子バトゥがハン国を創始。朮赤。
じゅん‐てい【順帝】
[115〜144]中国、後漢の第8代皇帝。在位125〜144。名は保。安帝の子。 [1320〜1370]中国、元最後(第10代)の皇帝。在位1333〜1370。名はトゴン=テムル。権臣バヤン...
すぎやま‐わいち【杉山和一】
[1613〜1694]江戸前期の鍼医(はりい)。伊勢の人。浜松の出身ともいう。管鍼(かんしん)を発明、杉山流を創始。将軍徳川綱吉の病を治して関東総検校となった。
せき‐かんさい【関寛斎】
[1830〜1913]幕末・明治期の蘭方医。上総(かずさ)の人。佐倉順天堂の蘭方医佐藤泰然に入門、長崎でポンペに学ぶ。のち、徳島藩医となり、戊辰戦争では官軍の奥羽出張病院頭取を勤め、晩年は北海道...
セバスティアヌス【Sebastianus】
古代ローマ、ディオクレチアヌス帝の近衛兵。3世紀末頃キリスト教徒となるが、迫害を受け殉教したと伝えられる。弓矢で射られて殉教する美しい若者の像としてよく描かれ、疫病に対する守護聖人とされる。生没...
せみまる【蝉丸】
平安前期の伝説的歌人。宇多天皇の皇子敦実(あつざね)親王の雑色(ぞうしき)とも、醍醐天皇の第4皇子とも伝えられる。盲目で琵琶に長じ、逢坂(おうさか)山に住んで源博雅(みなもとのひろまさ)に秘曲...
セリエ【Hans Selye】
[1907〜1982]カナダの生理・病理学者。オーストリアの生まれ。ストレス説を提唱した。
そくてん‐ぶこう【則天武后】
[624〜705]中国、唐の高宗の皇后。中国史上唯一の女帝。在位690〜705。姓は武。名は(しょう)。高宗の没後、子の中宗、弟の睿宗(えいそう)を廃立。唐の皇族・功臣らを滅ぼし、同族を重用、...