いしむれ‐みちこ【石牟礼道子】
[1927〜2018]小説家。熊本の生まれ。水俣(みなまた)病市民会議を結成、「苦海浄土(くがいじょうど)」で患者の代弁者として水俣病を描く。続く「天の魚」「神々の村」で水俣病三部作を完成。他に...
イリイチ【Ivan Illich】
[1926〜2002]オーストリア生まれの思想家。ラテンアメリカを中心に活動。カトリックの司祭だったが、教会と対立し解職される。医療や学校制度を中心に、産業社会批判・文明批判・エコロジー論を展開...
いわした‐そういち【岩下壮一】
[1889〜1940]神学者・哲学者。東京の生まれ。日本におけるカトリック神学研究の先駆者。静岡県神山復生病院長となり、ハンセン病患者の救済事業に尽力。著「信仰の遺産」「中世哲学思想史研究」「カ...
ウィリス【William Willis】
[1836〜1894]英国の医者。1861年(文久元)公使館付き医員として来日。戊辰(ぼしん)戦争で官軍の治療に従事。のち、鹿児島に招かれ、医学校長・病院長となる。81年(明治14)帰国。
ウェラー【Thomas Huckle Weller】
[1915〜2008]米国の医学者。ポリオ(急性灰白髄炎)の病原ウイルスの培養に成功し、1954年、エンダーズとロビンズとともにノーベル生理学医学賞受賞。
うえすぎ‐けんしん【上杉謙信】
[1530〜1578]戦国時代の武将。越後守護代長尾為景(ながおためかげ)の子。初め景虎(かげとら)・政虎、のち輝虎。永禄4年(1561)上杉憲政(のりまさ)から譲られて関東管領となり、上杉氏を...
うりゅう‐いわ【瓜生岩】
[1829〜1897]婦人社会事業家。福島の生まれ。孤児・貧民の救済、婦人の授産指導などに尽力した。会津済生病院を創設。
きよの‐けんじ【清野謙次】
[1885〜1955]病理学者・人類学者。岡山の生まれ。京大教授。生体染色法を研究。また、縄文人などの人骨を収集して計測による研究を行い、原日本人説を提唱した。著「日本考古学・人類学史」「日本貝...
ぎば【耆婆】
《(梵)Jīvakaの音写》古代インドの名医。釈迦の弟子の一人。多くの仏弟子の病気を治し、父王を殺した阿闍世(あじゃせ)王を信仰に入らせた。
たかやま‐うこん【高山右近】
[1552〜1615]安土桃山時代のキリシタン大名。名は長房。洗礼名、ジュスト。摂津の高槻城主、のち、明石城主。江戸幕府の禁教令によってマニラに追放後、病没。利休門下七哲の一人。