おがた‐まさのり【緒方正規】
[1853〜1919]医学者。熊本の生まれ。東大教授。ドイツに留学。日本の衛生学・細菌学の基礎を築いた。明治29年(1896)ペストがネズミのノミで媒介されることを発見。
オングストレーム【Anders Jonas Ångström】
[1814〜1874]スウェーデンの物理学者。太陽光のスペクトル分析を行い、太陽の大気中に水素があることを発見。→オングストローム
オーム【Georg Simon Ohm】
[1789〜1854]ドイツの物理学者。電磁気の実験研究を行い、1826年に「オームの法則」を発見。
かく‐きょ【郭巨】
中国、後漢の人。二十四孝の一人。貧しさのため母が食を減らすのを見かね、一子を埋めようと地を掘ったところ、「天、孝子郭巨に賜う」と書いた黄金の釜を発見したという。
カッシーニ【Giovanni Domenico Cassini】
[1625〜1712]イタリアの天文学者。のち、フランスに帰化。木星の自転や土星の衛星を発見、また土星の環の精密測定を行ってカッシーニの空隙(くうげき)を発見した。パリ国立天文台の初代台長。
かつらだ‐ふじろう【桂田富士郎】
[1867〜1946]病理学者。石川の生まれ。ドイツに留学。日本住血吸虫を発見。
カニッツァーロ【Stanislao Cannizzaro】
[1826〜1910]イタリアの化学者。ローマ大教授。1860年、アボガドロの仮説を実証し、原子量・分子量決定の方法を確立した。また、アルデヒドの不均化反応を発見したことでも知られる。カニッツァロ。
カバリエリ【Francesco Bonaventura Cavalieri】
[1598〜1647]イタリアの数学者。イエズス会の修道士。ガリレオ=ガリレイに数学を学んだ。近代微積分法の成立以前に、連続量を無限小量に分割して面積・体積を求める不可分量の方法を発見。
カピッツァ【Pyotr Leonidovich Kapitsa】
[1894〜1984]ソ連の物理学者。英国に留学し、E=ラザフォードに師事。液体ヘリウムⅡの超流動を発見、ヘリウムや酸素の液化装置を開発し、極低温を研究した。1978年、ノーベル物理学賞受賞。
カメルリン‐オンネス【Heike Kamerlingh Onnes】
[1853〜1926]オランダの物理学者。ヘリウムの液化に成功、超伝導を発見し、低温物理学を開拓。1913年ノーベル物理学賞受賞。カマリング=オネス。