あい‐みつ【靉光】
[1907〜1946]洋画家。広島の生まれ。本名、石村日郎。初め靉川光郎と名のり、のち略して靉光。東洋絵画に学んだ独自の内省的シュールレアリスム風の作品を描いた。作「眼のある風景」など。
ふるい‐よしきち【古井由吉】
[1937〜2020]小説家。東京の生まれ。立教大学でドイツ文学を講じたのち、文筆活動に入る。「内向の世代」の代表的作家。「杳子(ようこ)」で芥川賞受賞。他に「槿(あさがお)」「中山坂」「仮往生...
ブリューゲル【Pieter Bruegel】
[1528ころ〜1569]フランドルの画家。寓意を交えた独自の写実的画風で農民風俗を描き「農民ブリューゲル」とよばれた。また、風景画・幻想画にも特異な才能を示した。長男と次男も有名な画家で、長男...
ブルクハルト【Jakob Burckhardt】
[1818〜1897]スイスの歴史家・文化史家。ルネサンス文化の研究によって近代美術史学・文化史学の基礎を築いた。著「イタリア‐ルネサンスの文化」「世界史的考察」など。
ブルッフ【Max Bruch】
[1838〜1920]ドイツの作曲家。ロマン的な作風の歌劇・合唱曲で成功。作品に、3曲のバイオリン協奏曲、「コル‐ニドライ」など。
ブルデュー【Pierre Bourdieu】
[1930〜2002]フランスの社会学者。出身階級の差が教育を受ける機会の格差に結びつくという文化的な財の不平等について説明した。また後年は社会運動にも参加し、米国のネオリベラリズムを批判した。...
ブルトマン【Rudolf Karl Bultmann】
[1884〜1976]ドイツの聖書学者。共観福音書の様式史的研究ののち、聖書の実存論的解釈すなわち非神話化を提唱。著「イエス」「新約聖書神学」など。
ブルネレスキ【Filippo Brunelleschi】
[1377〜1446]イタリアの建築家・彫刻家。ルネサンス建築の創始者の一人で、フィレンツェのサンタマリアデルフィオーレ大聖堂のドームなど、革新的作品を残した。
ブルーノ【Giordano Bruno】
[1548〜1600]ルネサンス期イタリアの哲学者。欧州諸国を遍歴、唯物論的自然観・汎神論にたち、スコラ主義・キリスト教を鋭く批判したため、絶えず迫害され、異端者として火刑に処せられた。著「原因...
プルードン【Pierre Joseph Proudhon】
[1809〜1865]フランスの社会主義者。民主的な経済制度や相互連帯に基づく自由で平等な社会の実現を主張。経済的自由主義・共産主義・国家を否定した。著「財産とは何か」「貧困の哲学」など。