クーザン【Victor Cousin】
[1792〜1867]フランスの哲学者。ヘーゲル、シェリング、スコットランドの常識哲学などの影響を受け、折衷主義を唱えた。哲学史の領域を開拓。著「近世哲学史講義」「真善美について」など。
ケストラー【Arthur Koestler】
[1905〜1983]英国の小説家・ジャーナリスト。ハンガリーの生まれ。スペイン抑留時代の経験をもとにした「スペインの遺言」、ソ連の全体主義を批判した「真昼の暗黒」ほか、多くの政治小説を書いた。...
げっしょう【月性】
[1817〜1858]江戸末期の浄土真宗の僧。周防(すおう)妙円寺の住職。字(あざな)は知円。号は清狂。諸国を巡り、志士と交遊、尊王攘夷・海防論を唱えた。「男子志を立てて郷関を出(い)ず」の詩は有名。
げん‐しん【元稹】
《「げんじん」とも》[779〜831]中国、中唐の詩人。洛陽(河南省)の人。字(あざな)は微之(びし)。白居易の親友で、元白と並称される。その平易な詩風は元和(げんな)体とよばれた。小説に「鶯鶯...
げんじょう【玄奘】
[602〜664]中国、唐代の僧。法相宗の開祖。陳留(河南省)の人。仏教の真義を究めるため、627年(または629年)長安を出発、西域を経てインドに入り、那爛陀(ならんだ)寺の戒賢らに学び、イン...
ゲーテ
《Johann Wolfgang von Goethe》[1749〜1832]ドイツの詩人・小説家・劇作家。小説「若きウェルテルの悩み」などにより、シュトゥルム‐ウント‐ドラング(疾風怒濤(し...
さなだ‐ゆきむら【真田幸村】
[1567〜1615]安土桃山時代の武将。信濃の人。昌幸の次男。本名は信繁。関ヶ原の戦いで西軍に属し、父とともに徳川秀忠の西上を阻止。西軍敗北後、東軍に与した兄信之の取りなしで死罪を免れ、高野山...
じうん【慈雲】
[1718〜1805]江戸中期の真言宗の僧。大坂の人。諱(いみな)は飲光(おんこう)。顕・密・禅の各教を学修し、特に梵学にすぐれた。また、神道を研究し、雲伝神道を創唱。著「十善法語」「梵学津梁」...
すがわら‐の‐ふみとき【菅原文時】
[899〜981]平安中期の漢詩人・学者。道真(みちざね)の孫。文章博士(もんじょうはかせ)。天暦8年(954)村上天皇に政治論「意見封事三箇条」を提出。菅三品(かんさんぽん)と称された。
スタイケン【Edward Jean Steichen】
[1879〜1973]米国の写真家。ルクセンブルク生まれ。印象派的写真から出発し、第二次大戦後はファッション写真を多く手がけた。ニューヨーク近代美術館の写真部長となり、ヒューマニズムをテーマとし...