イエス‐キリスト【Jesus Christ】
[前4ころ〜30ころ]キリスト教の始祖。パレスチナのナザレの大工ヨセフと妻マリアの子として生まれた。30歳ごろバプテスマのヨハネから洗礼を受け、ガリラヤで神の国の近いことを訴え、宣教を始めた。ペ...
いとう‐マンショ【伊東満所】
[1569ころ〜1612]《マンショ(Mancio)は洗礼名》天正遣欧使節の正使の一人。大友宗麟(おおともそうりん)の姪の孫といわれるが確かではない。帰国後、イエズス会に入り、のち司祭。
エリヤ【Elijah】
アハブ王・アハジア王時代(前875〜前851)に活躍したといわれるイスラエルの預言者。バール神の祭司らと戦い、ヤーウェ礼拝を確立した。
えんにん【円仁】
[794〜864]平安初期の天台宗の僧。下野(しもつけ)の人。最澄(さいちょう)に師事。入唐し、多くの経書を請来(しょうらい)した。比叡山に総持院・常行三昧堂(じょうぎょうさんまいどう)を建立、...
おう‐がん【皇侃】
[488〜545]中国、南北朝時代、梁(りょう)の学者。呉郡(江蘇省)の人。武帝に仕え、国子助教となる。経書の古注釈を集め、多くの義疏(ぎそ)を残した。著「礼講義疏」「論語義疏」など。こうかん。
おお‐の‐やすまろ【太安万侶/太安麻呂】
[?〜723]奈良前期の文人。民部卿。稗田阿礼(ひえだのあれ)が誦習した旧辞を筆録して、3巻からなる古事記を完成させた。
おおむら‐すみただ【大村純忠】
[1533〜1587]戦国時代の武将。日本初のキリシタン大名。洗礼名バルトロメヨ。南蛮貿易中心の外交政策を行い、大友・有馬氏とともにローマ教皇に少年使節を派遣。→天正遣欧使節
おがさわら‐さだむね【小笠原貞宗】
[1294〜1347]鎌倉末・南北朝時代の武将。元弘の変に足利尊氏に従って功をたて、信濃の守護となった。騎射・故実に通じ武家礼節の祖といわれる。
おがさわら‐ながひで【小笠原長秀】
[?〜1424]室町中期の武将。信濃の守護。礼式や騎射の法に通じ、足利義満の弓馬術の師範となった。義満の命により武家の礼法を定めたと伝えられる。
オケゲム【Johannes Ockeghem】
[1430ころ〜1495ころ]フランドル楽派初期の作曲家。フランス王室3代に仕え、礼拝堂楽長などを務める。複雑な対位法を得意とし、ミサ曲・モテット・シャンソンなどが現存。オケヘム。