ひがしやま‐てんのう【東山天皇】
[1675〜1710]第113代天皇。在位1687〜1709。霊元天皇の第4皇子。名は朝仁(あさひと)。久しく中絶していた立太子礼と大嘗祭(だいじょうさい)を再興した。
ビスカイノ【Sebastián Vizcaíno】
[1551〜1615]スペインの対日特派使節。日本近海の金銀島調査と、フィリピン総督の遭難救助に対する謝礼の使として来日。徳川家康・秀忠に謁見し、支倉常長の船で帰航。
ふじた‐つぐはる【藤田嗣治】
[1886〜1968]洋画家。東京の生まれ。渡仏し、エコール‐ド‐パリの一員として名をなした。乳白色の地に面相筆で線描する独自の画風で知られる。第二次大戦後、フランスに帰化。のち、カトリックの洗...
みやけ‐しゅうたろう【三宅周太郎】
[1892〜1967]演劇評論家。兵庫の生まれ。歌舞伎・文楽の劇評は、穏健・公平と評された。没後、芸術院恩賜賞。著作に「文楽の研究」「演劇巡礼」「観劇半世紀」など。
ミュンツァー【Thomas Münzer】
[1490ころ〜1525]ドイツの宗教改革者、再洗礼派の神学者。ルター・フスらの影響を受けたが、のち、その急進思想のためルターと対立。共産主義的改革を主張し、ドイツ農民戦争を指導したが、敗れて斬...
もり‐ありまさ【森有正】
[1911〜1976]哲学者。東京の生まれ。有礼(ありのり)の孫。東大助教授を辞してフランスに移住。デカルト・パスカルの研究に従事。著「デカルトとパスカル」「バビロンの流れのほとりにて」。
りゅう‐そうげん【柳宗元】
[773〜819]中国、中唐期の文人。河東(山西省)の人。字(あざな)は子厚。唐宋八家の一人。礼部員外郎となったが失脚、柳州に左遷されたまま死亡。韓愈(かんゆ)とともに古文復興を唱え、田園詩に優...
りゅう‐れい【劉伶】
中国、晋代の文人。沛(はい)(安徽(あんき)省)の人。字(あざな)は伯倫。酒を好み、礼法を蔑視する生活を送った。竹林の七賢の一人。著「酒徳頌」など。生没年未詳。
ロレンソ【Lourenço】
[1526〜1592]日本人で最初のイエズス会士。日本名未詳。肥前の人。もと、琵琶法師。天文20年(1551)ザビエルより洗礼を受け、宣教活動に従事。高山右近らを改宗させた。
わつじ‐てつろう【和辻哲郎】
[1889〜1960]哲学者・倫理学者・文化史家。兵庫の生まれ。京大・東大教授。倫理学の体系化と文化史研究に貢献した。文化勲章受章。著「ニイチェ研究」「古寺巡礼」「風土」「鎖国」「日本倫理思想史...