キーファー【Anselm Kiefer】
[1945〜 ]ドイツの画家。ドイツの歴史、ナチズムなどを主題に、下地に藁(わら)や衣服を貼った巨大な絵画やオブジェなど、現代社会への批判・告発を表現した作品で知られる。
ギディングズ【Franklin Henry Giddings】
[1855〜1931]米国の社会学者。社会結合の基礎を同類意識に求め、のち、行動心理学によって社会複数行動説を提唱。著「社会学原理」「人間社会の科学的研究」など。
ギャスケル【Elizabeth Cleghorn Gaskell】
[1810〜1865]英国の女流小説家。人道主義的な立場から、社会問題や世相をユーモアを交えて描いた。作「メアリー=バートン」「クランフォード」など。
ギャラップ【George Horace Gallup】
[1901〜1984]米国の心理学者・統計学者。社会・政治・経済などの動向予測に科学的なサンプリング法を導入。1935年世論調査所を設立。
ギュイヨー【Jean Marie Guyau】
[1854〜1888]フランスの哲学者・詩人。スペンサーらの進化論哲学と生の哲学とを結合する立場から生の本質と発展をとらえようとした。著「義務も制裁もない道徳」「社会学的見地からみた芸術」など。
ギンズバーグ【Allen Ginsberg】
[1926〜1997]米国の詩人。1950年代後半、反管理社会を打ち出したビート派文学運動の代表者。長詩「吠(ほ)える」、詩集「アメリカの没落」など。
クイーユ【Henri Queuille】
[1884〜1970]フランスの政治家・医師。急進社会党党首。第二次大戦下、ド=ゴールの抵抗運動に参加し、のち、首相。
くしだ‐たみぞう【櫛田民蔵】
[1885〜1934]経済学者。福島の生まれ。大原社会問題研究所に入り、ドイツに留学。日本における「資本論」研究の水準を高め、また、マルクス(主義)経済学の普及に尽くした。
くによし‐やすお【国吉康雄】
[1889〜1953]洋画家。岡山の生まれ。明治39年(1906)渡米、社会派的画風の中に郷愁を感じさせる作品で国際的に認められ、米国画壇の代表作家の一人となった。
くまい‐けい【熊井啓】
[1930〜2007]映画監督。長野の生まれ。「帝銀事件 死刑囚」で監督デビュー。現代社会・政治問題を扱った実証的な作品で、社会派監督として注目される。代表作は、ダム建設の現実をえぐった「黒部の...