さるはし‐かつこ【猿橋勝子】
[1920〜2007]地球化学者。東京の生まれ。昭和18年(1943)より中央気象台(現気象庁)勤務。昭和29年(1954)の米国ビキニ沖水爆実験を機に、大気・海洋の人工放射性物質研究を行い注目...
スキーン【Alexander Johnston Chalmers Skene】
[1837〜1900]米国の婦人科医。スコットランドの生まれ。ブルックリンで開業後、ロングアイランド大学病院、ニューヨーク医科大学で教授に就任。米国婦人科学会会長も務めた。スキーン腺の発見で知られる。
セーガン【Carl Edward Sagan】
[1934〜1996]米国の天文学者・SF作家。NASAの顧問としてアポロ計画などに関わったほか、火星や土星の研究に業績を残した。科学啓蒙書や小説も発表。作「コスモス」「コンタクト」など。
ただ‐とみお【多田富雄】
[1934〜2010]免疫学者。茨城の生まれ。昭和46年(1971)サプレッサーT細胞の発見で注目される。免疫学と分子生物学の分野で活躍するほか、執筆活動や、医療や科学をテーマにした能楽の創作な...
チューリング【Alan Mathison Turing】
[1912〜1954]英国の数学者。現代計算機科学の父。1936年、論文「計算しうる数」でチューリングマシンの概念を提唱した。第二次大戦中に、ドイツの暗号解読に功績をあげたことでも知られている。
つるみ‐かずこ【鶴見和子】
[1918〜2006]社会学者。東京の生まれ。昭和21年(1946)、弟の鶴見俊輔らと「思想の科学」を創刊。柳田国男・南方熊楠・折口信夫らの研究から、比較社会学理論を確立。地域の独自性に根ざした...
ノイラート【Otto Neurath】
[1882〜1945]オーストリアの哲学者。論理実証主義の立場に立ち、ウィーン学団の創立メンバーとして運動を展開した。のち、英国に亡命し、客死した。著「統一科学と心理学」「経験的社会学」など。
はまぐち‐ようぞう【浜口陽三】
[1909〜2000]版画家。和歌山の生まれ。昭和5年(1930)東京美術学校塑造(そぞう)科を中退して渡仏、水彩・油彩・銅版画などを制作。昭和14年(1939)帰国。第二次大戦後は銅版画に専念...
みやけ‐ごんさい【三宅艮斎】
[1817〜1868]江戸末期の蘭方医。肥前の人。名は温(おん)。字(あざな)は子厚(しこう)。号は桃樹園。楢林栄建(ならばやしえいけん)に師事し、蘭方医学を学ぶ。佐倉藩医。外科術と包帯術に長じ...
やまなか‐しんや【山中伸弥】
[1962〜 ]医学者。大阪の生まれ。整形外科の臨床研修医を経て研究者に転身。米国留学時にES細胞を研究し、帰国後の平成18年(2006)マウスの皮膚細胞からiPS細胞を作製することに成功。平成...