デモステネス【Dēmosthenēs】
[前384〜前322]古代ギリシャ、アテネの雄弁家。マケドニアの侵略を警告し、アテネの自由を守るよう説いた。マケドニアによるギリシャ統一後、親マケドニア派に追われて自殺。
デュルケーム【Émile Durkheim】
[1858〜1917]フランスの社会学者。コントの実証主義から出発し、社会的事実を客観的に考察する科学としての社会学の方法論を確立。著「社会学的方法の規準」「自殺論」「宗教生活の原初形態」など。
とうじん‐おきち【唐人お吉】
[1841〜1890]伊豆下田の船大工の娘。安政4年(1857)下田奉行所のはからいで、下田に滞在中のアメリカ総領事ハリスのもとに看護婦として送られたが、実際は妾であったという。のち自殺。 ...
とよとみ‐ひでつぐ【豊臣秀次】
[1568〜1595]安土桃山時代の武将。秀吉の甥(おい)。天正19年(1591)秀吉の養子となり、ついで関白となった。秀頼誕生後は秀吉の寵を失い、高野山に追放されて、自殺を命ぜられた。秀吉との...
とよとみ‐ひでより【豊臣秀頼】
[1593〜1615]安土桃山時代の武将。秀吉の次男。6歳で家督を相続、前田利家に養育されたが、関ヶ原の戦いののち、摂津・河内(かわち)・和泉(いずみ)60余万石の大名におとされた。のち、徳川秀...
トラー【Ernst Toller】
[1893〜1939]ドイツの劇作家。革命運動に参加。表現主義・反戦平和主義の立場から作品を発表。ナチス政権成立後、米国に亡命、のち自殺。作「群集人間」「機械破壊者」など。
ドリュ‐ラ‐ロシェル【Pierre Drieu La Rochelle】
[1893〜1945]フランスの小説家。第一次大戦後の青年の不安と絶望を描いた代表的作家。第二次大戦中はナチスに協力し、戦後自殺した。小説「ゆらめく炎」「ジル」など。
なかの‐せいごう【中野正剛】
[1886〜1943]政治家。福岡の生まれ。新聞記者を経て衆議院議員となり、憲政会・立憲民政党に所属。東方会を組織し、民間での全体主義運動を推進。「戦時宰相論」で東条英機首相を批判、さらに内閣打...
ながさき‐たかすけ【長崎高資】
[?〜1333]鎌倉後期の武将。執権北条氏の御内人。北条高時のとき内管領となり実権を握ったが、失政から政治混乱を起こした。新田義貞の鎌倉攻めに敗れて自殺。
ながや‐おう【長屋王】
[684〜729]奈良前期の政治家。天武天皇の孫。高市皇子の子。聖武天皇のもとで左大臣となり、藤原氏を抑えて皇親政治を推進したが、讒言(ざんげん)により、自殺に追い込まれた。