ばば‐たつい【馬場辰猪】
[1850〜1888]思想家・政治家。高知の生まれ。孤蝶の兄。慶応義塾に学び、英国に留学。帰国後、自由民権思想の紹介・普及に尽力。米国フィラデルフィアで客死。著「天賦人権論」など。
ばば‐つねご【馬場恒吾】
[1875〜1956]ジャーナリスト。岡山の生まれ。「ジャパンタイムズ」「国民新聞」の編集長を歴任。自由主義擁護の論陣を張り、無産政党の結成にも尽力。第二次大戦後、読売新聞社社長。
パウンド【Ezra Pound】
[1885〜1972]米国の詩人。欧州各地を遍歴、自由詩運動を推進し、現代文学に大きな影響を与えた。連作長編詩「キャントーズ」など。
パス【Octavio Paz】
[1914〜1998]メキシコの詩人・批評家。シュールレアリスムの影響を受ける。1990年ノーベル文学賞受賞。詩集「世界の岸辺で」「言葉のかげの自由」、詩論「弓と竪琴」など。
パーマストン【Henry John Temple Palmerston】
[1784〜1865]英国の政治家。1830年から35年間、英国外交の指導的人物として活躍。ベルギーの独立援助など、欧州の自由主義運動を援助し、ロシアの南下阻止、中国への進出、インドのインド大反...
ひだか‐ろくろう【日高六郎】
[1917〜2018]社会学者。中国の生まれ。水俣病などの公害問題や安保闘争、ベトナム反戦運動などに積極的に関わり、日本の市民運動を牽引した。フロムの著作「自由からの逃走」の翻訳を手がけたことで...
ピノチェト【Augusto Pinochet Ugarte】
[1915〜2006]チリの軍人・政治家。1973年、クーデターによりアジェンデ政権を打倒し実権を握る。1974年、大統領に就任。新自由主義的な政策により経済成長を実現した。大統領退任後、人権侵...
ふくだ‐ひでこ【福田英子】
[1865〜1927]婦人運動家。岡山の生まれ。旧姓、景山。自由民権運動に参加。大井憲太郎らと大阪事件に連座。明治40年(1907)雑誌「世界婦人」を創刊。著「妾(わらわ)の半生涯」など。
フリードマン【Milton Friedman】
[1912〜2006]米国の経済学者。独自の貨幣観・金融政策観に基づく新貨幣数量説の体系を確立。その主張はマネタリズムとよばれた。1976年ノーベル経済学賞受賞。著「消費の経済理論」「資本主義と...
フロイト【Sigmund Freud】
[1856〜1939]オーストリアの精神科医。精神分析の創始者。神経症の治療に自由連想法を創始。初めて無意識の力動的過程や構造を研究して、治療法および深層心理学である精神分析を確立。精神医学・心...