ひぐち‐たかやす【樋口隆康】
[1919〜2015]考古学者。福岡の生まれ。京大教授。シルクロードの学術調査や青銅器の研究で知られる。昭和32年(1957)、日本人として戦後初めて敦煌石窟に入った。また、三角縁神獣鏡が大量出...
ひだか‐ろくろう【日高六郎】
[1917〜2018]社会学者。中国の生まれ。水俣病などの公害問題や安保闘争、ベトナム反戦運動などに積極的に関わり、日本の市民運動を牽引した。フロムの著作「自由からの逃走」の翻訳を手がけたことで...
ひらた‐とくぼく【平田禿木】
[1873〜1943]英文学者・随筆家。東京の生まれ。東京高師卒。本名、喜一郎。「文学界」創刊に参加。サッカレーの「虚栄の市」など英米文学の名訳で知られる。著作に「英文学印象記」「禿木随筆」など。
ひらばやし‐はつのすけ【平林初之輔】
[1892〜1931]文芸評論家。京都の生まれ。「種蒔く人」「文芸戦線」同人。初期プロレタリア文学運動の理論家として活躍したが、のちに同運動の政治主義を批判し論争を引き起こした。著作に「無産階級...
ヒルティ【Carl Hilty】
[1833〜1909]スイスの法学者・哲学者。キリスト教の立場から「幸福論」「眠られぬ夜のために」など、宗教的、倫理的著作を多く残した。
ふかい‐えいご【深井英五】
[1871〜1945]銀行家。群馬の生まれ。国民新聞の記者を経て、当時の大蔵大臣松方正義の秘書に転身。のち日本銀行に入行し、営業局長・副総裁・総裁などを歴任した。著作に「通貨調節論」など。
フリードリヒ‐だいおう【フリードリヒ大王】
《Friedrich der Große》[1712〜1786]プロイセン王。在位1740〜1786。自らを「国家第一の下僕」と称した典型的な啓蒙専制君主で、行政改革・軍備拡張・教育、産業の育成...
ふるはた‐たねもと【古畑種基】
[1891〜1975]法医学者。三重の生まれ。東大教授。科学警察研究所長。血液型の研究を専門として親子鑑定に応用したほか、帝銀事件・下山事件をはじめとする多くの事件で法医学鑑定を手がけた。著作に...
フレミング【Ian Fleming】
[1908〜1964]英国の小説家。英国諜報部員ジェームズ=ボンドを主人公にしたスパイ小説「007」シリーズで、世界的な人気を博した。他の著作に童話「チキチキバンバン」など。
プリニウス【Plinius】
(Gaius 〜 Secundus)[23〜79]古代ローマの将軍・博物学者。古代の科学知識の集大成ともいうべき「博物誌」の著作で有名。ベズビオ火山の大爆発の際、現地調査中に遭難死。大プリニウ...