かさい‐ぜんぞう【葛西善蔵】
[1887〜1928]小説家。青森の生まれ。自らの生活の苦悩を描き、破滅型の私小説作家といわれる。小説に「哀しき父」「子をつれて」「放浪」「湖畔手記」など。
かっ‐こう【葛洪】
[283ころ〜343ころ]中国、東晋の道士。丹陽・句容(江蘇省)の人。字(あざな)は稚川(ちせん)。号、抱朴子(ほうぼくし)。神仙術の研究・著述に専念。広東省の羅浮山(らふさん)中に丹を練って世...
かつしか‐ほくさい【葛飾北斎】
[1760〜1849]江戸中・後期の浮世絵師。江戸の人。幼名、時太郎、のち鉄蔵。初号、春朗、ほかに画狂人・為一など。初め勝川春章に学んだが、狩野派・土佐派・琳派(りんぱ)・洋風画など和漢洋の画法...
かつらぎ‐の‐そつひこ【葛城襲津彦】
《古くは「かづらきのそつひこ」》4世紀後半ごろの豪族。大和の人。武内宿禰(たけのうちのすくね)の子。大和朝廷に仕え、その娘、磐之媛(いわのひめ)は仁徳天皇の皇后とされる。
かつらばら‐しんのう【葛原親王】
[786〜853]桓武天皇の第3皇子。名は「かずらはら」とも。桓武平氏の祖。大蔵卿・式部卿などを経て大宰帥(だざいのそち)。天長2年(825)、平(たいら)の姓を賜り臣籍に下った。