おかだ‐かんせん【岡田寒泉】
[1740〜1816]江戸後期の儒学者。江戸の人。名は恕(はかる)。通称、清助。松平定信に登用され、朱子学振興に努力した。著「幼学指要」。
か‐おうきん【何応欽】
[1890〜1987]中国の軍人・政治家。貴州省興義県の人。日本の陸軍士官学校卒。蒋介石の腹心として国民革命軍の要職を歴任。1935年日本との間に梅津‐何応欽協定を締結。1949年、行政院長に就...
かめぎく【亀菊】
鎌倉前期の京都の白拍子(しらびょうし)。後鳥羽上皇の寵姫。上皇が亀菊に与えた摂津国長江・倉橋両荘の地頭職の停廃を幕府に要求したことが、承久の乱の一因になったという。生没年未詳。
カラヤン【Herbert von Karajan】
[1908〜1989]オーストリアの指揮者。ベルリン‐フィルハーモニーなどヨーロッパ各国の主要管弦楽団を指揮し、レパートリーの広さと現代的な解釈で世界的な名声を得た。
カルバン【Jean Calvin】
[1509〜1564]フランスの宗教改革者・神学者。厳格な聖書主義に基づき、神の絶対的権威を主張して予定説を唱えた。スイスのジュネーブに招かれて、市政と教会の改革を指導。主著「キリスト教綱要」に...
かんあみ【観阿弥】
[1333〜1384]南北朝時代の能役者・能作者。観世流の始祖。伊賀の人。名は清次(きよつぐ)。世阿弥の父。大和猿楽(やまとさるがく)に曲舞(くせまい)などの要素を加え、謡を革新して能を大成させ...
カント【Immanuel Kant】
[1724〜1804]ドイツの哲学者。あらゆる権威の徹底的批判を根本精神とする批判哲学を大成し、近代哲学の祖とよばれる。理性の理論的認識能力の批判によって客観的認識の可能な領域を経験の世界に限定...
がもう‐くんぺい【蒲生君平】
[1768〜1813]江戸後期の尊王論者・儒学者。下野(しもつけ)の人。名は秀実。水戸学の影響を受ける。荒廃した歴代天皇陵を調査して「山陵志」を著述。また、「不恤緯(ふじゅつい)」で、海防の必要...
キャプラ【Frank Capra】
[1897〜1991]米国の映画監督。イタリア生まれ。理想主義的で軽快な風刺喜劇を得意とした。1934年、「或(あ)る夜の出来事」でアカデミー賞の主要部門を独占。他に「オペラハット」「スミス都へ...
グリューネワルト【Matthias Grünewald】
[1470ころ〜1528]ドイツの画家。ゴシックの伝統とルネサンスの新要素とが拮抗(きっこう)する、表現主義的な画風で知られる。作「イーゼンハイム祭壇画」など。グリューネバルト。