どうげん【道元】
[1200〜1253]鎌倉前期の禅僧。京都の人。日本曹洞宗の開祖。内大臣久我通親の子。諱(いみな)は希玄。比叡山で修学し、のち入宋して天童如浄の法を嗣(つ)いだ。帰国後、建仁寺に住し、京都に興聖...
バック【Pearl Buck】
[1892〜1973]米国の女流小説家。宣教師の両親のもとに中国で育ち、同国の民衆の生活を深い理解と共感をもって描いた。1938年ノーベル文学賞受賞。代表作「大地」。パール=バック。
みつくり‐げんぽ【箕作阮甫】
[1799〜1863]江戸末期の蘭医。美作(みまさか)の人。名は虔儒(けんじゅ)。江戸で宇田川榛斎に蘭学を学び、幕府の天文方翻訳掛、のち蕃書調所(ばんしょしらべしょ)教授となった。種痘所の開設に...
みなもと‐の‐つねもと【源経基】
[?〜961]平安中期の武将。清和天皇の皇子貞純親王の長子。六孫王と称された。藤原純友の乱鎮定に際し、小野好古に従って活躍。源の姓を賜って臣籍に降下、清和源氏の祖となった。
ルドン【Odilon Redon】
[1840〜1916]フランスの画家・版画家。象徴派の文学者たちと親交をもち、暗示性に富む神秘的な画風を確立した。
ろくそん‐のう【六孫王】
《父貞純親王が清和天皇の第6皇子であったところから》源経基(みなもとのつねもと)の異称。
ろくむさい【六無斎】
林子平(はやししへい)の号。自作の和歌「親も無し妻無し子無し板木無し金も無けれど死にたくも無し」による。
ワイス【Peter Weiss】
[1916〜1982]スウェーデン国籍のユダヤ系ドイツ語小説家・劇作家。ドイツに生まれ、ナチス時代に亡命。「マラー/サド劇」で成功をおさめた。小説に「御者のからだの影」「両親との別れ」。
ワイスマン【August Weismann】
[1834〜1914]ドイツの動物学者。動物の発生・遺伝・進化の理論研究を行い、生殖質は親から子への連続性をもつが体質の変異は遺伝しないと主張し、ネオダーウィニズムを提唱。著「進化論講義」など。
わしづ‐きどう【鷲津毅堂】
[1825〜1882]幕末・明治の漢詩人。尾張の人。名は宣光。字(あざな)は重光。毅堂は号。永井荷風の外祖父。昌平坂学問所に学び、尾張藩の儒者となる。維新後は明治新政府に出仕。著作に「毅堂丙集」...