けんぞう‐てんのう【顕宗天皇】
記紀で、第23代の天皇。名は弘計(おけ)。履中(りちゅう)天皇の孫。父市辺皇子が雄略天皇に殺されたとき、兄の億計(おけ)王(のちの仁賢天皇)とともに身を隠したが、嗣子のない清寧(せいねい)天皇に...
げんじょう【玄奘】
[602〜664]中国、唐代の僧。法相宗の開祖。陳留(河南省)の人。仏教の真義を究めるため、627年(または629年)長安を出発、西域を経てインドに入り、那爛陀(ならんだ)寺の戒賢らに学び、イン...
ご‐しょうおん【呉承恩】
[1500ころ〜1582ころ]中国、明末の小説家。山陽(江蘇省)の人。字(あざな)は汝忠(じょちゅう)。号は射陽山人。官途に絶望して著述に専心。「西遊記」の作者とされる。
ごすこう‐いん【後崇光院】
[1372〜1456]崇光天皇の孫。伏見宮栄仁親王の王子。名は貞成(さだふさ)。法名、道欽。その日記「看聞日記」は、当時の政治・社会を伝える貴重な史料。
サイヤン【Louis Saillant】
[1910〜1974]フランスの労働運動指導者。第二次大戦中、対独レジスタンスを指導し、1944年に抵抗全国評議会議長となった。翌年、世界労連(WFTU)発足とともに初代書記長に就任。
サウジー【Robert Southey】
[1774〜1843]英国の桂冠詩人・批評家。ワーズワース・コールリッジらとともに、湖畔詩人とよばれた。物語詩「サラバ」、伝記「ネルソン伝」など。
サウル【Saul】
[?〜前1010]イスラエル初代の国王。在位、前1020〜前1010。預言者サムエルによって王位につき、ペリシテ人の攻勢と対抗、王国の基礎をつくった。のちサムエルと不和を生じ、ペリシテ人との戦...
さかい‐としひこ【堺利彦】
[1871〜1933]社会主義運動の先駆者。福岡の生まれ。号、枯川。万朝報記者となり、のち、幸徳秋水らと平民社を起こし、終始非戦論を唱えて数度入獄。日本社会党・日本共産党の創立にも参加。
さかきばら‐しげる【榊原仟】
[1910〜1979]外科医。福井の生まれ。東京女子医大教授、筑波大学副学長、榊原記念病院院長。日本の心臓外科手術の開拓者の一人。著作に「医の心」など。
さんじょうにし‐さねたか【三条西実隆】
[1455〜1537]室町後期の公家・歌人。内大臣に至る。号、聴雪、出家して逍遥院尭空。飛鳥井雅親(あすかいまさちか)に和歌を学び、飯尾宗祇から古今伝授を受け、古典の普及に努めた。また、能書家と...