おおつか‐ゆうぞう【大塚勇三】
[1921〜2018]児童文学者・翻訳家。満州の生まれ。リンドグレーンの作品やマーク=トウェーンの「トム=ソーヤーの冒険」などの翻訳を手がけた。モンゴルの民話を再話した「スーホの白い馬」でも知られる。
おさだ‐ひろし【長田弘】
[1939〜2015]詩人。福島の生まれ。早稲田大学在学中より詩誌の編集に携わり、昭和40年(1965)第一詩集「われら新鮮な旅人」を発表。親しみやすく平易な言葉で、現代社会のありようを描いた。...
おの‐まさつぐ【小野正嗣】
[1970〜 ]文学者・小説家。大分の生まれ。「にぎやかな湾に背負われた船」で第15回三島由紀夫賞、「九年前の祈り」で第152回芥川賞受賞。海外作品の翻訳も手がける。
ガネット【Ruth Stiles Gannett】
[1923〜2024]米国の児童文学作家。1948年に、少年エルマーが竜を助ける物語「エルマーのぼうけん」を発表。続編「エルマーとりゅう」「エルマーと16ぴきのりゅう」を含めた三部作は多くの言語...
バッハマン【Ingeborg Bachmann】
[1926〜1973]オーストリアの女性詩人・小説家。第二次大戦後の世界を鋭く描写した。詩集「大熊座の呼びかけ」、短編集「三十歳」「同時通訳」、長編「マリーナ」など。
ひだか‐ろくろう【日高六郎】
[1917〜2018]社会学者。中国の生まれ。水俣病などの公害問題や安保闘争、ベトナム反戦運動などに積極的に関わり、日本の市民運動を牽引した。フロムの著作「自由からの逃走」の翻訳を手がけたことで...
むらおか‐はなこ【村岡花子】
[1893〜1968]翻訳家・児童文学者。山梨の生まれ。本名、はな。「赤毛のアン」シリーズなど海外の児童文学を多数翻訳したほか、創作童話も発表した。
ランドルフィ【Tommaso Landolfi】
[1908〜1979]イタリアの小説家。20世紀イタリア幻想文学の代表者の一人。シュールレアリスムの影響を受け、実験的な短編を多数残した。また、ロシア文学やフランス文学の翻訳家としても名高い。作...
ロングフェロー【Henry Wadsworth Longfellow】
[1807〜1882]米国の詩人。健全な人生観を平明な表現でうたいあげた。ダンテの「神曲」の英訳でも知られる。作「人生の讃歌」「エバンジェリン」など。
わかまつ‐しずこ【若松賤子】
[1864〜1896]翻訳家。福島の生まれ。本名、松川甲子(まつかわかし)。巌本善治の妻。バーネットの「小公子」の翻訳で知られる。