なかの‐こうじ【中野孝次】
[1925〜2004]独文学者・小説家・評論家。千葉の生まれ。「ブリューゲルへの旅」で日本エッセイストクラブ賞、「麦熟るる日に」で平林たい子文学賞、「ハラスのいた日々」で新田次郎文学賞、「暗殺者...
なかの‐しげはる【中野重治】
[1902〜1979]小説家・詩人・評論家。福井の生まれ。日本プロレタリア芸術連盟に参加。第二次大戦後は新日本文学会の中心的人物として活躍。詩集「中野重治詩集」、小説「歌のわかれ」「むらぎも」、...
なかの‐よしお【中野好夫】
[1903〜1985]英文学者・評論家。愛媛の生まれ。シェークスピア・スウィフト・モームらの研究で知られ、また、ジャーナリズムで健筆を振るった。著「アラビアのロレンス」「蘆花徳冨健次郎」など。
なかはら‐ゆうすけ【中原佑介】
[1931〜2011]美術評論家。兵庫の生まれ。本名、江戸頌昌(えどのぶよし)。理論物理学から美術評論に転じ、戦後の美術評論をリードした。京都精華大学長、水戸芸術館総監督などを歴任。著作に「人間...
なかむら‐しんいちろう【中村真一郎】
[1918〜1997]小説家・文芸評論家。東京の生まれ。戦時下に書き綴った「死の影の下に」などで戦後派作家として注目を集める。他に「空中庭園」「四季」四部作など。評伝「頼山陽(らいさんよう)とそ...
なかむら‐みつお【中村光夫】
[1911〜1988]評論家・劇作家・小説家。東京の生まれ。本名、木庭一郎。近代リアリズムの歴史をたどり、日本近代文学に対して鋭い批判を行った。評論「二葉亭論」「風俗小説論」、小説「わが性の白書...
なかむら‐むらお【中村武羅夫】
[1886〜1949]小説家・評論家。北海道の生まれ。小栗風葉に師事し、雑誌「新潮」の編集者として活躍。また、同人誌「不同調」を創刊。評論「誰だ?花園を荒す者は!」、小説「地霊」など。
のぐち‐よねじろう【野口米次郎】
[1875〜1947]詩人。愛知の生まれ。米英に滞在中、英文詩集を刊行し、ヨネ=ノグチの名で知られる。帰国後、伝統芸術に心酔し、多くの評論を書いた。詩集「二重国籍者の詩」「林檎一つ落つ」など。
のむら‐こどう【野村胡堂】
[1882〜1963]小説家・音楽評論家。岩手の生まれ。本名、長一。「銭形平次捕物控」などで大衆文学の新生面を開く一方、「あらえびす」の筆名で「ロマン派の音楽」なども執筆。
ノリス【Frank Norris】
[1870〜1902]米国の小説家。ゾラや社会進化論の影響を受け、米国における自然主義文学の先駆者となった。小説「マクティーグ」、評論「作家の責任」など。