トマス【Dylan Marlais Thomas】
[1914〜1953]英国の詩人・放送作家。性と死、生と自然などの問題を追求。詩集「死と入口」、自伝的短編集「子犬のような芸術家の肖像」など。
ともの‐かしゅう【友野霞舟】
[1791〜1849]江戸後期の漢詩人。江戸の人。昌平坂(しょうへいざか)学問所教授、甲府徽典館(きてんかん)学頭。字(あざな)は子玉。霞舟は号。野村篁園(こうえん)に学び、昌平坂学問所の関係者...
ひなつ‐こうのすけ【日夏耿之介】
[1890〜1971]詩人・英文学者。長野の生まれ。本名、樋口国登。神秘的、高踏的な詩風を確立。詩集「転身の頌」「黒衣聖母」、詩史「明治大正詩史」など。
ヒメネス【Juan Ramón Jiménez】
[1881〜1958]スペインの詩人。音楽性・色彩感に満ちた叙情詩から出発。のち、装飾性を排した純粋詩を追求した。1956年ノーベル文学賞受賞。代表作「プラテーロと私(わたし)」。
ホフマンスタール【Hugo von Hofmannsthal】
[1874〜1929]オーストリアの詩人・劇作家。新ロマン主義の代表的作家で、繊細・典雅な作風を示した。韻文劇「痴人と死」、オペラ台本「薔薇(ばら)の騎士」、小説「影のない女」など。
ホメロス【Homēros】
古代ギリシャの詩人。前8世紀ごろの人で、叙事詩「イリアス」「オデュッセイア」の作者とされるが、諸説があり、定かでない。ホメーロス。ホーマー。生没年未詳。
ホラティウス【Quintus Horatius Flaccus】
[前65〜前8]古代ローマの詩人。その著「詩論」は後世に大きな影響を与えた。作「風刺詩」「書簡詩」など。
ほりぐち‐だいがく【堀口大学】
[1892〜1981]詩人・フランス文学者。東京の生まれ。大正期の象徴詩に知性と官能美を加え、フランス近代詩の翻訳も多い。文化勲章受章。詩集「月光とピエロ」「砂の枕」「人間の歌」、訳詩集「月下の...
ボリス‐ゴドノフ【Boris Fyodorovich Godunov】
[1552ころ〜1605]ロシア皇帝。在位1598〜1605。タタール貴族の出身で、フョードル1世の死によるリューリク朝の断絶で即位。農奴制の強化やシベリア植民などを推進した。プーシキンの劇詩や...
みぎし‐こうたろう【三岸好太郎】
[1903〜1934]洋画家。北海道の生まれ。独立美術協会創立会員。初期の素朴画風からフォービスム風に移り、晩年は詩的なシュールレアリスム画風へと向かった。