あかせがわ‐しゅん【赤瀬川隼】
[1931〜2015]小説家。三重の生まれ。本名、隼彦(はやひこ)。小説家・美術家である赤瀬川原平(げんぺい)の兄。銀行員などを経て作家活動に入る。「白球残映」で直木賞受賞。特に野球小説に健筆を...
にき‐えつこ【仁木悦子】
[1928〜1986]推理作家。東京の生まれ。本名、二日市三重(ふつかいちみえ)。幼時にカリエスを発病、家庭で教育を受ける。「猫は知っていた」で江戸川乱歩賞を受賞。他に「林の中の家」「赤い猫」など。
ヌルハチ【Nurhaci】
[1559〜1626]中国、清朝初代の皇帝。在位1616〜1626。廟号は太祖。姓は愛新覚羅。建州女真を統一後、女真族各部をまとめてハン(汗)位に就き、国号を後金とし、英明皇帝と称した。満州文字...
はまだ‐ひろすけ【浜田広介】
[1893〜1973]児童文学者。山形の生まれ。本名、広助。人間の善意をテーマに多くの童話を発表。小川未明とともに童話を文学の一ジャンルとして確立。作「椋鳥の夢」「泣いた赤鬼」など。
バルビュス【Henri Barbusse】
[1873〜1935]フランスの小説家。人間の情念を赤裸々に描いた「地獄」、次いで反戦小説「砲火」で注目を浴びる。のち「クラルテ」を発表し、平和運動にも尽力。→クラルテ
パーキン【William Henry Perkin】
[1838〜1907]英国の有機化学者。アニリンから赤紫色の染料モーブの合成に成功。合成染料の工業化を推進し、天然香料の合成にも先鞭をつけた。
ピサロ【Camille Pissarro】
[1830〜1903]フランスの画家。印象派の代表的な画家の一人で、詩情あふれる田園風景を多く描いた。作「赤い屋根」など。
フィリップ【Gérard Philipe】
[1922〜1959]フランスの俳優。国立民衆劇場の主演俳優として活躍。映画では「肉体の悪魔」「赤と黒」「モンパルナスの灯」などに主演し、二枚目として人気を得た。
ふかさく‐きんじ【深作欣二】
[1930〜2003]映画監督。茨城の生まれ。「風来坊探偵・赤い谷の惨劇」で監督デビュー。社会に溶け込めない人々の絶望を描き、暴力的で過激な作品を多く世に出した。代表作「仁義なき戦い」シリーズ、...
へんみ‐よう【辺見庸】
[1944〜 ]ジャーナリスト・小説家。宮城の生まれ。本名、秀逸。共同通信社に入社、外信部の記者となる。勤務のかたわら書き上げた「自動起床装置」で芥川賞受賞。退職後本格的な執筆活動に入る。他に小...