いなむら‐さんぱく【稲村三伯】
[1758〜1811]江戸後期の蘭学者。鳥取藩医。因幡(いなば)の人。大槻玄沢(おおつきげんたく)に師事し、蘭日対訳辞書「波留麻和解(ハルマわげ)」(江戸ハルマ)を編纂(へんさん)。のち、海上随...
きむら‐きんじ【木村謹治】
[1889〜1948]ドイツ文学者。秋田の生まれ。東大教授。ゲーテの研究に努め、また、ドイツ語辞書を編纂(へんさん)。著「『若きゲーテ』研究」など。
こしがや‐ござん【越谷吾山】
[1717〜1788]江戸中期の俳人。武蔵の人。はじめ会田氏。曲亭馬琴(きょくていばきん)の俳諧の師。方言辞書「物類称呼」の著者として知られる。
シャンポリオン【Jean-François Champollion】
[1790〜1832]フランスのエジプト学者。ロゼッタ石により古代エジプト文字の解読に成功。文法書・辞書を著し、エジプト学の父と称される。
ダーリ【Vladimir Ivanovich Dal'】
[1801〜1872]ロシアの作家・民俗学者・辞書編者。海軍軍医・官吏を経て作家となり、短編小説を執筆。その後、民族学的資料を収集、その分析・編纂(へんさん)に専念する。詩人プーシキンとの親交も...
バチェラー【John Batchelor】
[1854〜1944]英国の宣教師・アイヌ研究家。明治10年(1877)来日。64年間、アイヌへの伝道と教育・医療に尽くし、言語学・民俗学の研究に業績を残した。著「蝦英和三対辞書」。
パジェス【Léon Pagès】
[1814〜1886]フランスの外交官・日本研究家。公使館付として中国に滞在。著「日本関係図書目録」「日本切支丹宗門史」「日仏辞書」。
もとき‐しょうざえもん【本木庄左衛門】
[1767〜1822]江戸後期のオランダ通詞。長崎の人。良永の長子。名は正栄。号は蘭汀。フランス語・英語も修得し、日本で最初の英和辞書「諳厄利亜(アンゲリア)語林大成」、最初のフランス語学書「払...
やまだ‐びみょう【山田美妙】
[1868〜1910]小説家・詩人・評論家。東京の生まれ。本名、武太郎。尾崎紅葉らと硯友社を結成し、「我楽多文庫(がらくたぶんこ)」を編集。小説「武蔵野」「胡蝶」「夏木立」などにより、言文一致体...
よしだ‐とうご【吉田東伍】
[1864〜1918]歴史地理学者。新潟の生まれ。独学で歴史学者となり、のち早大教授。著「大日本地名辞書」「倒叙日本史」など。