つさか‐とうよう【津阪東陽】
[1758〜1825]江戸後期の儒学者。伊勢の人。名は孝綽。字(あざな)は君裕。東陽は号。京都で古学を独学、郷里津藩主に招かれ藩儒として藩校有造館の初代督学となる。著作に「聿脩(いっしゅう)録」...
とみい‐まさあきら【富井政章】
[1858〜1935]民法学者。京都の生まれ。フランス法学派の中心的存在。民法典起草者の一人。東大教授・貴族院議員・枢密顧問官などを歴任。著「民法原論」など。
とみおか‐てっさい【富岡鉄斎】
[1837〜1924]日本画家。京都の生まれ。名は猷輔、のち百錬。国学・儒学を修め、幕末は勤皇学者として国事に奔走。維新後は絵画に専念。南画・明清(みんしん)画・大和絵などを研究。水墨画に独自の...
とよだ‐しろう【豊田四郎】
[1906〜1977]映画監督。京都の生まれ。文学作品の映画化に佳作が多い。代表作「若い人」「小島の春」「夫婦善哉」など。
どうぶ‐てい【道武帝】
[371〜409]中国、北魏の初代皇帝。在位386〜409。廟号(びょうごう)は太祖。本名は拓跋珪(たくばつけい)。鮮卑の拓跋部の出身で、匈奴・後燕を討滅し、華北を統一。平城(山西省)に都して、...
なかおか‐しんたろう【中岡慎太郎】
[1838〜1867]幕末の志士。土佐の人。土佐藩を脱藩して尊攘派浪士の指導者となり、薩長両藩の提携を画策。陸援隊を組織し、討幕運動に奔走したが、坂本竜馬とともに京都で幕府の刺客に暗殺された。
なかお‐とざん【中尾都山】
[1876〜1956]尺八家。初世。大阪の生まれ。本名、琳三。虚無僧(こむそう)として修業ののち、明治29年(1896)都山流を創始。
なかがわ‐のぶお【中川信夫】
[1905〜1984]映画監督。京都の生まれ。榎本健一の出演作を数多く手がけ、テンポのよいギャグを連発する作品で庶民の人気を集めた。戦後はさまざまなジャンルの作品を生み出し、特に怪談映画で高い評...
なかざわ‐どうに【中沢道二】
[1725〜1803]江戸中期の心学者。京都の人。名は義道。通称、亀屋久兵衛。手島堵庵(てじまとあん)に師事。江戸に参前舎を開き、心学の布教につとめた。著「道二翁道話」など。
なかざわ‐よしお【中沢良夫】
[1883〜1966]応用化学者。東京の生まれ。京都帝大教授、京都工芸繊維大学長を歴任。全国中等学校野球大会の創設に尽力し、昭和23年(1948)全国高等学校野球連盟の会長に就任。高校野球の発展...