ちん‐きい【陳希夷】
[?〜989]中国、五代・宋初の隠士。真源(河南省)の人。本名は摶(たん)。字(あざな)は図南。号は扶揺子。後唐の明宗の招きを拒み、のちに宋の太宗に仕え、儒・仏・道の三教を調和させた哲学を説いた。
ちん‐げんぴん【陳元贇】
[1587〜1671]中国、明の文人・陶工。字(あざな)は義都。号、既白山人。元和5年(1619)明末の兵乱を避けて来日して帰化。晩年は尾張徳川家に招かれ、名古屋に居住。中国拳法を教えたと伝える...
ちん‐しどう【陳師道】
[1053〜1101]中国、北宋の詩人。彭城(江蘇省)の人。字(あざな)は履常・無己。号は后山。曽鞏(そうきょう)に教えをうけ、のち蘇軾(そしょく)、黄庭堅に詩を学ぶ。
ちん‐しょう【陳勝】
[?〜前208]中国、秦末の農民反乱の指導者。陽城(河南省)の人。字(あざな)は渉。雇農の出身。前209年、呉広とともに兵を挙げ、一時は張楚国を建てて王となったが、6か月後鎮圧された。その後、各...
ちん‐しょく【陳寔】
[104〜187]中国、後漢の官吏。潁川(えいせん)(河南省)の人。字(あざな)は仲弓。太丘県長となり、徳治の人として知られる。盗賊が梁(はり)の上にいるのを知り、「梁上の君子を見よ」といって子...
ちん‐じゅ【陳寿】
[233〜297]中国、西晋の歴史家。安漢(四川省)の人。字(あざな)は承祚。蜀(しょく)に仕え、蜀の滅亡後は晋の張華に認められて著作郎となり、「三国志」を編集した。
ちん‐すごう【陳子昂】
[661〜702]中国、初唐の詩人。射洪(しゃこう)(四川省)の人。字(あざな)は伯玉。則天武后に認められ、右拾遺に任ぜられたが、官を辞してのち、誣告(ぶこく)にあって獄死。詩では漢魏への復古を...
ちん‐なけい【陳和卿】
中国、宋の工人。平安末期に来日。治承4年(1180)の東大寺焼失後、重源(ちょうげん)に従い、焼損した大仏と大仏殿の再興に協力。のち鎌倉に下り、源実朝に渡宋を勧め、大船を建造したが進水に失敗した...
ちん‐りょう【陳亮】
[1143〜1194]中国、南宋の思想家・文学者。永康(浙江(せっこう)省)の人。字(あざな)は同甫(どうほ)。号、竜川(りゅうせん)。孝宗のとき、金との和議に反対する「中興論」を上奏したが採用...
ちん‐わけい【陳和卿】
⇒ちんなけい(陳和卿)